ホームページ作成で不可欠なリンクとは?
離脱率と直帰率
- 2クリック以内でトップページに戻れますか?
- 2クリック以内でどのページにも飛べますか?
「ホームページの使い勝手」をグーグルでは「サイトユーザビリティ」と呼び、内部リンクもそのひとつで、ユーザビリティに影響を与える大きな要因でありSEOに関係しています。
閲覧者さんがホームページ内で、どのページの、どの階層からでも2クリック以内でトップページに戻れないと、使いにくいサイトになってしまいます。コンテンツの有益性にも影響されますが、このような内部リンクはホームページからの離脱率と直帰率に関係します。
ホームページ作成では離脱率と直帰率を低くする事がSEO対策になります。
[ページA]には同ホームページからのリンクで10人がこのページを開きました。この10人のうち、他サイトに3人が移動し、またブラウザを閉じた人が2人います。
合計5人の閲覧者がこのホームページから離れたことになります。離脱せずこのサイトに残ったのは5人です。この場合の[ページA]の離脱率は次のように計算されます。
5人(離脱数)÷10人(流入数)×100=50%
閲覧者がそのページから離脱するということは、
- 興味がなくなった
- コンテンツが面白くない
- 記事が役に立たない
- 問題が解決した
などに当てはまると思いますが、いずれにせよ何らかの形で[ページA]に用がなくなったということです。SEOで有利なことは長い時間ホームページに止まってもらうこと、また色々なページを見ていただく事であり、こが優れたサイトの条件になります。
また離脱率の数値をグーグルは把握しています。このようなことからホームページ内のそれぞれのページは閲覧者が離脱しないように、面白く有益な情報を掲載する必要があると共に、ほかのページを見てもらうためのリンクが必要になります。
このような事からホームページ内のそれぞれの全てのページの離脱率が低いほど優れたホームページであるとグーグルは判断し、検索表示順位を決定する指標のひとつとしています。
直帰率とは簡単に言いますと、そのページ(例ではページA)がランディングページであった場合の離脱率のことです。上記の例では[ページA]が、検索や他サイトからのリンクでアクセスされたが、このページだけが閲覧されてホームページが閉じられたという事です。
要するに直帰とは1アクセスで閲覧ページ数が1ページということです。
ホームページはそれぞれのページにそれぞれのタイトルキーワードがあり、色々な需要で下層ページも検索されますが、せっかくページが検索されクリックされても直帰率が高いと、その開いたページで閉じられる確立が高いと言う事になるので、作成者側としてはこれは非常にもったいないことになります。
検索者側は問題や悩みを解決するために検索エンジンを利用しますが、その問題が綺麗に解決された場合でもそのページは閉じられる可能性があります。
このようなケースもあり、検索者に直帰されると言う事すべてが悪いわけではないですが、何らかの工夫で他のページも閲覧してもらえるための工夫が必要にはなります。
それぞれのページにキーワードを決めて作成していくのですが、そのキーワードに関連させた他のページのコンテンツにも誘導できるような記事である必要があります。またそれらのコンテンツに誘導するために内部リンクが必要だということです。
ホームページ内のすべてのページが離脱率と直帰率のデータを持つ。
ホームページ内で必要なリンク
人間はサイト内だけでなく「迷う」という事に対して、嫌悪感をもちます。普段街を歩いていてる場合でも今ココがどこなのか、目的地までのルートが解らなくなるとイライラします。
人は移動する場合、常に目的地と現在地を把握しようとします。これは習性で、原始の時代から動物に備わっています。大昔は住処に帰れないと命取りです。
ホームページ内でも同じ事がいえます。作成者は自分がコンテンツを組んでいるので、ホームページ内の構成が頭に入っています。なので「道」を把握しているのは作成者だけです。
検索エンジンで飛んでくる閲覧者はトップページがランディングページであるとは限りません。
あるページの第3階層目かもしれないです。そして検索結果のタイトルで開いたページなので、当然閲覧者が目的とするページ内容なっているはずです。たまたま閲覧者が開いたページが、ホームページの入り口になっただけで、必ずランディングページが「トップページ」とは限りません。
「他にも自分が知りたい内容が書かれているホームページかもしれない」と感じた場合、「トップページに帰りたい」という心理も働きます。
このような心理に対応するために、各ページの一番下には
- ページトップに戻るリンク
- 関連するページに飛ぶためのリンク
- トップページに戻るリンク
などが必要になってきます。それと1ページが縦に長くなった場合も、適度にページトップに戻るリンクを設置するべきです。それとページ内では、閲覧者にとってページの全てが有益な情報で埋め尽くされているわけではないです。必要のないコンテンツもまぎれているはずです。
なのでサイトから離脱されないようにページ内で、適度にどこかしらへの内部リンクを設置するという事です。サイト内を循環しやすいようにするべきなのです。
これらのリンクがないと閲覧者に不便を感じさせる事になります。人はせっかちです。ホームページ閲覧者は特にわがままですから不便であると感じたらすぐにホームページは閉じられます。
このような事から
- トッページだけでなく、
- いつでも、どこからでも、2クリック以内で、
- どのページにも飛べるのが理想です。
これはグーグルが推奨する「ホームページのユーザビリティ」のひとつです。サイトからの離脱率が下がればページビュー数も自動的にあがりますし、閲覧時間も長くなります。それとSEO的に、この内部リンクを適切に設置するという事がグーグルのクローラーに対しても有効です。
実はグーグルのクローラーは50ページのサイトなら、50ページ全部を巡回しているわけではありません。ないがしろにされているページもあります。ある意味気ままなのです。
でも上位表示を狙う私たちは、全部のページを判断して欲しいわけです。このためにはどこかでクローラーの道筋を付けなければいけないのです。その道筋がサイト内リンクになります。
クローラーは内部リンクを通じてサイト内を巡回しています。なのでクローラーが巡回しやすいようにするためにも、適切な内部リンクが必要なのです。
また新しいページを追加した場合でもそのページのインデックスのスピード化にもつながります。このような事すべてを意識しながらサイト作成してください。
常に閲覧者のために使いやすいホームページにする。これが上位表示の第一歩です。