外部SEOでは他サイトからの被リンクが効果的である事が知られていますが、他にも検索順位に関連するさまざまな要素が存在します。
また被リンクの中でもそのリンクのされ方によってSEO効果は違ったものになります。そして近年ツイッター、フェイスブックなどSNS関連での外部SEOが注目されています。
外部SEOは他力本願なので、自力で対策する事が限られていますので、できる事はすべて積極的に取り入れていくようにしましょう。
---このページの使い方---
オーソリティが高いサイトとはページランクが高いと言う事です。
ページランク(サイトの価値)を決定するアルゴリズムが存在します。過去にサイトの価値を0〜10の11段階で評価していましたが、現在ではこのランクは公開される事が廃止になり自サイトのページランクを知る事ができません。
以前は被リンク先のページランクも知る事が可能でした。
なので、ページランクの公開が廃止される2013年までは、自分のサイトの被リンクの状態をグーグルがどう評価をしているのかを知る事ができましたが、2013年以降では把握できなくなってしまいました。
しかし、ページランクは我々の目に触れる事がなくなっただけであり、現在でもグーグルが検索順位を決定するために検索エンジンの内部で使われていて、間違いなく被リンク先のページランクが検索結果の順位を左右している事は間違いありません。
ランクの高いサイトからの被リンクをつけてもらうには、自分のサイトのクオリティが高くなくては相手にされません。結局読者に対してオリジナリティが高く専門的で解りやすい有益な情報を提供できるサイト作りがすべての面でSEO対策に結びつくと言えます。
有益な記事が被リンクを呼ぶ
被リンクというのは主に有益な記事(ページ)に対して発生します。記事自体を紹介、あるいは参照させたくてリンクを付ける事が多いという事です。
なので集中してトップページにリンクが付く事は不自然であると言えます。
サテライトサイトなどを作成して自作自演の被リンク網を構築し、あるページに集中してリンクを付けても、この工作はグーグルに自演である事が、明らかにばれています。
初心者の方が犯しやすい間違いなのですが、マルチドメインで運営している同じIPの複数のサイトから、トップページに対して複数のリンクを付けるというのが見受けられます。
この行為は複数のサイトを運営する上で、何らかの理由がある場合は仕方ないのですが、SEOとしてまったく効果が無いと考えて頂いて結構です。
グーグルのアルゴリズムの被リンクの考え方は、当然の事ながら、リンクを受ける側であるサイト作成者の意思に関係なく被リンクは自然的に発生するという事です。
グーグルに自演被リンクだとバレないようにするためには、IPを分散させるためにいくつものサーバーをレンタルする必要があります。そして複数のドメインを取得し、被リンクの為にサイトをいくつも作成しなければならないのです。
このように神経と時間を使って自演のSEO対策するくらいなら、ひとつのサイトに集中して有益な記事作りを頑張る事が上位表示への近道だと思いませんか?
またこの方が、本当の自然発生的被リンクが生まれる可能性が高いはずです。
■ その他のSEO上有効な被リンク
自演禁止!ナチュラルリンクのみで勝負せよ
Hilltopアルゴリズムという、リンク先の記事の専門性を考慮し、自サイトのページと関連性が高いページからのリンクを高く評価するアルゴリズムが存在します。
ページランクという指標はインターネット上で、全体的なサイトのクオリティを決定付けるのですが、Hilltopアルゴリズムは直接クエリ(キーワード)に対してのクオリティをを判断しています。このクエリに対しての価値の判断はQDAとして機能しています。
QDAがリンク元とリンク先のサイトが関連しているかを判断し、キーワード別に検索結果に影響を与えているという事です。
この事から被リンクを受ける場合に、自分のサイトと内容がまったく違ったサイトからの被リンクより、同じカテゴリー、関連するキーワードを持つサイトからの被リンクの方が断然EOの効果が高くなります。
なので専門性とオリジナリティがあるクオリティの高い記事を書き、これに加えて閲覧者が解りやすくて読みやすい記事であれば、自サイトと関連性の高いサイトから被リンクを付けてもらえる可能性が高くなります。
またHilltopアルゴリズム、相互リンクなどでの自作自演の被リンクを監視しています。この事でもグーグルの検索エンジンでは、リンクファームやサテライトサイトでの同一IPアドレスからの自演被リンクはSEO効果が期待できない事がわかります。
ひたすらコンテンツのクオリティをあげろ
被リンク数が多いほど検索順位の向上に有利ですが、被リンクに重複が少なく、色々なサイトから満遍なくリンクされている方がグーグルから評価されます。
関連する多数のサイトからリンクを付けてもらうには、自サイトの構成の広さ、規模がポイントになります。同じジャンルのコンテンツでも多様性を考慮し色々な角度から記事を書くことが重要です。この事はロングテールキーワードSEOの基礎にもなります。
当サイトの場合、メインの記事がサイト作成ソフトというツールの紹介です。
手前味噌になりますが、当サイトはメインの記事を軸とし、このコンテンツのようなSEO関連記事、ソフトの使い方動画、無料ツールの紹介、アップロードの方法、ドメイン、サーバー、実践的なサイト作成方法など関連記事が、多岐に渡っています。
このようにひとつの商品、サービスの「カテゴリー」からどんどん裾野を広げ、色々な人に色々なキーワードで検索して頂けるようにサイトを更新する事が、被リンクの数を増やし被リンクの重複の割合を少なくする根本的な対策になります。
基本的にサイト作りは完成を急がず、閲覧者さんの気持ちを汲み上げ、丁寧な作業を、あらかじめ計画したサイト構造に沿って、計画的にコツコツと積み上げていく事です。この事が後々大きな成果となって返ってきます。
サイト規模は緻密かつ大きくなくてはいけない
自分のサイトがリンクされているとき、そのリンクテキストとリンク先のキーワードが一致している場合に被リンクとしてのSEO効果が高くなります。
またアルゴリズムはリンクテキストの周りの文脈を理解しています。
この事から記事中でリンクされている被リンクの方が、単体で記事から切り離されてリンクされているよりキーワードとしてのSEO効果に優れます
これらの事は外部被リンクだけではなく、自サイトの内部リンクについても同じ事が言えます。しかし全体的なSEOで判断すると、クリック率の面では単体のリンクの方が高くなるため、内部リンクでは使い分けるようにして下さい。
■ 単体アンカーテキストと記事中アンカーテキストの違いの例
切り離されたアンカーテキスト
(当サイトのトップページの記述です。)
初めてホームページ作成に挑戦される方に!
パソコンに慣れていない方、HTMLやCSSなどの知識習得に自信のない方にお勧め!
ホームページ作成のための第一歩は、このテンプレートから始めてください。
記事中アンカーテキストとして表現すると、、、
文中アンカーテキスト
アルゴリズムにリンクテキストの周りの文脈を理解させるために、上記の箇条書きを文章にし、記事中のアンカーテキストとして改変すると、下記のような記述になります。
脅威のホームページ作成システム!誰でも簡単作成、スーパーテンプレートを動画でお確かめ下さい。
初めてホームページ作成に挑戦される方は初心者さん向けランキング動画レビューをご覧下さい!
あなたに最適なソフトをご紹介します。
このソフトランキングはパソコンに慣れていない方、HTMLやCSSなどの知識習得に自信のない方にお勧めしています!ホームページ作成のための第一歩は、このテンプレートから始めてください。
また、私の経験から、初心者さんが初めてホームページを作成するのに相応しくないソフトもご案内しています。初心者さんにお勧めしないホームページ作成ソフトをこちらで詳しく解説しています。
記事中アンカーテキストの方がサイト自体のSEO対策を考慮した場合は有利なのですが、単体アンカーテキストの方がクリック率が高くなるため、当サイトのトップページは箇条書きの単体アンカーテキストを採用しています。
特にトップページではこのようにする方が、閲覧者さんがサイト構成を理解しやすいというメリットがあり、サイトの色々なページを見て頂く事に関しては有効になります。
操作できる内部リンクは単体と文中を使い分けろ
検索される言語のなかでトレンドキーワードは、一時的な流行であるクエリ(言葉)であり、検索順位が目まぐるしく変動する事があります。
またこれに似た現象で、キーワードがその時々の社会的な出来事と大きく関連する場合に、トップページがすべて入れ替わってしまうほど、検索順位が激変する事もあります。
このような順位の変動はQDFと呼ばれるアルゴリズムが、トレンド(流行)を認識し、検索者が検索窓に打ち込んだ言語に対して最適な検索順位を表示させるというものです。
通常では複合キーワードでないと検索されないような検索結果でも、時事ネタが関連すると単体のキーワードで1位に表示される場合があります。
北朝鮮がミサイル発射のテストを行った際、「ミサイル」の単一言語で検索すると、
「Jアラート、PAC3、防災行政無線、自衛隊、米全土射程、戦闘機」
など、関連する記事で検索上位が入れ替わりました。
また将棋の棋士である藤井聡太さんがデビューから連勝記録を伸ばしている時期には、「将棋」と検索するだけで藤井聡太さんの記事が検索トップページを独占しました。
一番顕著なのは著名人、有名人が他界された場合です。その方の名前だけの検索で、いつもの検索結果とは全く違った検索順位で表示されるようになります。このような順位の入れ替えを決定付けしているのがアルゴリズムQDFというわけです。
上記の例は世界的な規模で検索される場合もあるくらいですが、日本国内に限った場合でも芸能ネタなどの検索順位の大きな変動は日常茶飯事になっています。
あなたのサイトも、もしこのアルゴリズムQDFをうまく活用できるのでしたら、いち早く時事ネタを取り入れてサイトを更新するべきです。
ニュース的な時事ネタでの検索順位の変動は、しばらくして落ち着くと、元の順位に戻る事が確認されていますが、キーワードによってはQDFの判断で相当長い間そのままの状態で検索順位が表示され続ける事があります。
自サイトに係わる社会的現象は常にチェックしておいて下さい。
サイトに関連した事件発生で即サイト更新
アルゴリズムはリンクの位置も認識している!!ページ上でリンクが目に付く場所、またクリックしやすい場所はどこかを意識して自分のサイトを閲覧してみて下さい。
あなたがココなら目立つ!クリックしやすい!っと感じた場所にリンクを付ける事がSEO対策になります。これは内部SEO対策として有効ですが、被リンクを受ける際にも、このような位置でリンクしてもらえる方がSEOでは有効です。
逆にサイトのフッター部分にたくさんのリンクを詰め込むように並べても、ユーザーに便利であるというメリットはありますが、SEO対策としては薄くなります。操作は出来ませんが被リンクを受ける場合も同じ事が言えます。
特にスマホ最適化においてはフォントサイズも考慮されますので注意が必要です。
携帯端末ではリンクテキストがあまり小さいとタップしにくいので、スマホ最適化ツールでは改善を要求されます。グーグルスマホ最適化ツールモバイルフレンドリーテスト
リンクを最適化させろ
グーグルで検索をかけると検索結果がズラっと並んで表示されます。その時のあなたのサイトのクリック率が高ければ高いほど、検索順位が優位になる可能性も高くなります。
このクリック率は当然検索順位が高いほど有利になるわけですが、サイト説明文の書き方によっては上位のサイトを差し置いてクリックされる確立があがります。
※ 「ホームページ作成ソフト」での検索結果
上記画像の赤枠の部分がサイト説明文です。あなたにも経験があると思いますが、検索者はより自分が探している内容に近いサイトをクリックしたいと意識しているので、サイト説明文を参考にして、クリックするサイトを決定する傾向があります。
なので、キーワードに沿った、より検索者の目を引くサイト説明文を考える必要があります。ココでの記述が大きくクリック率を変動させます。
また画像を見て頂ければ解りますが、サイト説明文ではキーワード部分が太文字で表示されます。これはかなり目立ちますので、説明文を記述する場合は、必ずメインのキーワードを2っ程度入れるようにして下さい。
もちろん検索結果でリンクになるタイトル部分のテキスト表現もクリック率をあげるための重要な要素になります。なので、タイトル部分と説明文は2っセットになる事を意識してトコトン考え抜いて決めて下さい。これはSEO対策でかなり重要な部分になります。
サイト説明文がサイトの運命を変える
あなたの会社名や店舗名、製品、サービスの固有名詞をブランドワードと言います。なのであなたのブランドワークでグーグル検索した場合、検索1位になって当たり前です。
当然検索ユーザーがブランドワードで検索する場合は、すでにあなたの会社、店舗、商品を知っている事になります。このような方のためにも検索1位でないと困ります。
ブランドワードで検索され、検索結果を閲覧者がクリックしてサイトが開かれる回数が多いほど、グーグルはドメインの価値が高いと判断します。また検索結果に表示される回数もカウントされていて、ブランドワード検索での表示回数が多いほどSEOには有効です。
なので、自社名検索される事自体がSEOに有利なわけです。
しかし検索ワードが複合キーワード(ブランドワード+キーワード)の場合では、他社のサイトが検索上位に表示される事があります。これは商品に対するキーワード対策がライバルと同じ、あるいは近いとき、ライバルサイトのクオリティが高い場合に発生します。
当然このような事から、ブランドワークであるキーワードは、「タイトル、H1」の両方、あるいは必ずどちらかには記述する必要があります。
また自社キーワードの検索結果表示で、ライバルのサイトが上位に表示されたとしても、サイト説明文にインパクトのある表現を記述しておく事で、自社のサイトが閲覧者にクリックされる確立がかなり上がります。サイト説明文の重要度を再認識して下さい。
ブランドワード検索結果表示の合計とクリック数の計測による「サイト品質スコア」は、グーグルの特許であり、検索順位を決定する要因になっている事は、ほぼ間違いないのでキーワードは慎重に計画する必要があります。
自社名、自社サービス検索で他社に絶対に負けるな
グーグルは、閲覧者のサイト滞在時間を計測し、検索結果に反映させているのではないかと言われていますが、この指標はスパム的行為(故意の閲覧)が簡単であるからなのか、グーグルはその存在をはっきり発表してていません。
しかし、グーグルの解析ツールであるアナリティクスでは、サマリー(概要)で閲覧者の平均サイト滞在時間が確認できます。この事からも少なからずこの指標はSEOに関係していると考える必要があります。
元々サイト滞在時間が長いという事は、サイトのクオリティが高く、おもしろく有益な記事がたくさん書かれていて、閲覧者に十分な興味を持たれているという事です。
キーワードに頼らないロングテールコンテンツSEOとして、サイト作成者はこの平均サイト滞在時間の数値を把握しておかなければならないと言えます。その目標は3分です!
サイト訪問者を抱え込め!他サイトに逃げられるな
グーグルは被リンクされる数と失う数を分析し、その累積割合とリンク付けされるスピードでサイトの価値を判断すると言う特許を持っています。
またこの指標と共に、関連する別のアルゴリズムでは被リンクが不自然ではないかを判断しています。サテライトサイトなどからの自作の被リンクは、その発生スピードが早く、また一時的である傾向がみられます。グーグルは被リンクを分析している訳です。
こもように自作自演の被リンクは自然発生被リンクとは全く違った「動き」をする事をグーグルは見抜いている事から、例えサーバーをいくつも用意し、IPアドレスを変えて自作被リンクをカムフラージュしても、グーグルのシステムを騙す事は難しいのです。
被リンクを獲得するための一番の手法はただひとつです。時代の変化で記事が古くなってしまった場合や、「新しい情報の追加」が必要になった場合に、いつもコンテンツが新鮮な状態になるようにサイトを更新する事です。
被リンク獲得はコンテンツで獲得せよ!
パーソナライズ検索とは、検索者個人の検索履歴から、その人に合う複合キーワードを含めた検索ワードを複数自動的に表示させる機能である。2009年から、グーグルにログインしていない状態でもこの機能は動作する設定になっています。
※ パーソナライズ検索
あなたのサイトもメインキーワードに付属する色々なキーワードが限りなく存在するはずです。サイトを更新し、ページ数を増やすほど、キーワードの幅が広くなります。
サイトの更新においては、あるカテゴリー内の記事数を増やし、また新しいカテゴリー自体を増設し、サイト構成の規模を大きくする事で、検索ワードが増えます。この結果、多様な人があなたのサイトをグーグル検索で目にするようになるって事です。
このように色々なキーワードで検索される事を、ロングテールキーワードSEOと言いますが、パーソナライズ検索においても、複数のキーワードで検索結果で表示される事が有利である事は言うまでもありません。
ページごとにタイトル、H1のキーワードを考え分散させろ
ソーシャルシグナルとはツイッターやフェイスブックでのシェア、いいね、などの評判によるソーシャル上の人気度を判断するための指標である。
近年ソーシャルシグナルが検索順位に影響を与えていると言わざるを得ない。
ツイッター、フェイスブックのシェアは被リンクとして取り扱われている事と、これらの媒体能力が爆発的であることからして、無視する事ができなくなってきています。
これらのSNSをまだ使っていないウェブマスターは、サイトの更新がない時期に、せめてアカウントを取得し、使えるようになる事が確実にSEO対策になります。
まずFacebook/Twitter/Googleプラスのアカウントを取得せよ
スマートフォン、アイフォンの普及で、ディープリンクという言葉の意味が2っに分かれました。ひとつが携帯端末のディープリンクであり、あるコンテンツに移動するためのアプリを呼び出すためのリンクです。
もうひとつがSEOで被リンクに関連する用語であるディープリンクです。このディープリンクはトップページのような第一階層のページに貼られるリンクではなく、より深い階層のページやそのコンテンツの頭に貼られるリンクの事です。
通常の自然なリンクで他サイトに飛ばす場合、サイトそのものであるトップページより、圧倒的にコンテンツに対してのリンクが多いはずです。
元々外部へのリンクは自サイトの記事と関連を持つ「他サイトへの参照、補足」が目的であるため、トップページへリンクしても、リンクをクリックした人が目的のコンテンツを探さなくてはならなくなるためです。これではユーザビリティに欠けます。
サイト自体を紹介する必要があり、トップページ(ドメイン)へのリンクが有効な場合もありますが、デープリンクが本来のリンクの形と考えるのが自然です。
なので、グーグルはトップページへ対しての被リンクが極めて多い場合、自作自演ではないかと疑います。SEOのための不自然な操作的SEO対策と見られるわけです。
自然発生被リンクはトップページへのリンクとデープリンクが適当な割合で存在します。
なので、サイトを複数運営している方で、それらのサイト同士でリンクを付ける必要がある場合は、なるべく記事に対して、またキーワード同士を結びつけるようなリンクになるよう考慮したほうが、SEO効果は高くなります。
自サイト同士のリンクはディープリンクでキーワードを考慮せよ
離脱率はページごとの指標で、サイト全体の訪問者の離脱に対する、あのページでサイトが閉じられた割合です。訪問者が最後に見たページの割合と言えます。
※ 離脱・・・サイトから訪問者が離れる事
■ 離脱がカウントされる状況
ココで離脱率の計算をしてみます。
A〜Dの5ページのサイトで10日間で10人のアクセスがあったと仮定します。
その結果が下記の表です。
月曜日 | ページA ► ページC ► ページB ► 離脱 |
---|---|
火曜日 | ページD ► ページC ► 離脱 |
水曜日 | ページA ► ページ D ► 離脱 |
木曜日 | ページC ► ページD ► ページA ► 離脱 |
金曜日 | ページD ► ページC ► ページB ► 離脱 |
土曜日 | ページA ► ページD ► 離脱 |
日曜日 | ページB ► ページC ► ページ D ► 離脱 |
月曜日 | ページA ► 離脱 |
火曜日 | ページB ► 離脱 |
水曜日 | ページA ► ページC ► ページB ► 離脱 |
ページBはページAに比べて倍の離脱率となりました。
どんなに良いサイトを作成しても、いつかのタイミングで100%サイトは閉じられてしまうわけですから、離脱率は各ページを合計すると100%になるって事です。もちろん全体のパーセンテージ自体は落とす事はできません。
この結果、SEOで気をつけなければいけない事は、離脱率が高いページBがコンバージョンページに誘導するページであってはならないという事です。
コンバージョンページとはホームページの最終目的である、お問い合わせページ、購入ページ、お申し込みページ、アフィリエイトリンクがあるページなどです。
今回の例では、これらのコンバージョンページに誘導するページが、ページBである場合には、このページBを改善して離脱率を下げれば、コンバージョンにいたる可能性を上げる事ができそうです。
また、サイトの目的であるコンバージョンページ自体の離脱率が高いことは、ある意味他のそれぞれのページの目標は達成できていると考えても良いと思います。
次に直帰率の計算をしてみます
直帰率とはあるページにアクセスがあって、訪問者がそのページだけを閲覧して、他のページを見る事なくサイトから離脱した割合です。
今回の上記の例では、2週目の月曜日・火曜日で2回の直帰が発生しています。なので、2/10となり直帰率は20%となります。
サイト全体で直帰率が30%台であればかなりクオリティの高いサイトと言えます。
ただし、あるページの直帰率が他のページより飛びぬけて高い場合でも、特にそのページ自体に欠陥があるとは言い切れません。
その理由は、正確な検索キーワードによって、訪問者が自分の目的を達成した場合、そのページはすぐに閉じられる可能性が高いからです。直帰で考慮すべき点は、直帰であっても訪問者の悩みを解決し、その1ページで目標を達成して頂けたかどうかです。
キーワード検索においては、訪問者が望んでいないページを開けてしまうと、この場合も直帰に該当します。なので、ページごとにH1やタイトルを決定する場合に、そのキーワードと完全一致したコンテンツ作りが必要になるわけです。
グーグルアナリティクスの指標を理解せよ
閲覧者があなたのサイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録して頂いた場合、SEOに有利であるかという事はグーグルは正式に発表していません。
しかし、元グーグル社員のコメントでは、お気に入り登録でのコンテンツの重要性を考慮し、その累計を解析していると話しています。また、この解析はグーグルの特許になっている事から、お気に入り登録されている数がSEOに全く無関係とは考えづらいです。
閲覧者がサイトお気に入り登録する場合、トップページか、または特定の記事に対してとなりますが、どちらにしてもサイト登録してもらう事でアクセス数が伸びます。
まずこのためにはやはり、「検索キーワード」と「サイト、記事の内容」を一致させる事が必須になります。検索結果表示でクリックしてもらわないと何も始まりません。
そして、読みやすく、まとめられて解りやすい記事が、読者に対して「お気に入り登録」という行動を誘います。記事に沿った適当な綺麗な画像も必要ですし、表、グラフなどを取り入れ、コンテンツを解りやすくする事も重要です。
サイト作成初心者さんの場合、サイトの完成を急いで、サイト構成、記事共に「乱雑」になる事が多く見受けられます。まずサイト作成の前にしっかり将来を見据えたサイト構成を考え、丁寧に記事を作っていく事がSEOを含め、結局すべてにおいて早道になります。
ユーザー視点でサイト作成をしていきましょう
サイトクオリティを高める事がすべてのSEOにつながる
サイト登録とは新しいサイトをアップロードしたときや、サイトを更新した場合にグーグルにそのサイトやページを見つけてもらってインデックスさせる事です。インデックスとは、グーグルのクローラーによりページを認識しデータベースに登録する事です。
通常では新しいページを見つけるためのクローラーが常に巡回し、時間がたてば自動的にインデックスされるのですが、サーチコンソールのFetch as Googleの操作で強制的にクローラーを呼び込む事もできます。
■ Googlebotのレンダリング リクエスト
上記はグーグルのツールですが、この作業で検索順位が有利になるという事はないです。
ただ、クローラーの動きが鈍く、なかなかサイトが更新されない場合もあるため、使い方は覚えておいた方が良いです。特に、ニュース系サイトや時事ネタを扱うサイト、トレンドサイトなどは、更新のスピードが命なので速くインデックスされる方が有利です。
SEOは小さな作業の積み重ね
Alexaトラフィックランクとはサイトの「世界ランキング」のことで、世界規模で最もアクセスの多いサイトから順位付けされているのが確認できます。
現在1位-Google、2位-YouTube、3位-Facebookです。Alexaではあなたのサイトのランキング等SEO関連のデータも表示されます。
SEOチェキを開き、URLを記述し検索すると、下記画像の赤い矢印の位置にランキングが表示され、このランキングの数字をクリックするとAlexaに飛べます。
サイト規模が小さく、情報量、ページ数が少ないサイトの場合は結果が表示されません。サイトを更新し、情報量が増えてくるとランキングが表示されるようになります。
グーグルは独自のデータを持っているので、Alexaのデータを検索順位には考慮していませんが、Alexaのランキングを知っておく事は、モチベーションを上げるためのひとつの指標としては有効だと思いますので一度確認しておいて下さい。
グーグルサーチコンソール
ここまで有効な外部SEOについて解説してきましたが、やはり検索上位をGETするためには、被リンクによる影響が絶大なのは間違いありません。またその質も問われます。
グーグルサーチコンソールではドメイン、ページごとに被リンクされている数、サイトURLなどを確認する事で、あなたのサイトの被リンク解析ができます。
■ サーチコンソール > 検索トラフィック > サイトへのリンク
このツールでは被リンクを確認する事ができますが、そのリンクの有効性の優劣など、リンクの評価については解りません。しかしグーグルは被リンクの質を重視しますので、このツールでの作業としては、スパムサイトからの被リンクを否認する事が主になります。
サイト規模が大きくなり、検索順位が上がるほど、このチェックは必須になります。ライバルサイトがスパムサイトを使って、あなたのサイトの順位を下げる為に、悪意のあるサイトからスパムリンクを送る可能性があるという事です。
被リンク否認申請は、サーチコンソールから被リンクリストファイルを入手し、その被リンクリストから否認したい被リンクURLだけを残し、そのファイルをグーグルに送信します。スパムリンクであるか否かは自分で判断する必要があるので慎重に作業して下さい。
アクセス数でライバルサイトに負けるな