外部SEOでは他サイトからの被リンクが効果的ですが、他にも検索順位に関連する様々な要素が存在しますし、被リンクはリンクのされ方によってSEO効果は違ったものになります。また近年ではSNS関連の外部SEO対策も考慮する必要がありますが、外部SEO対策は自力で対策する事が限られていますので、できる事はすべて積極的に取り入れて下さい。
このページの使い方
グーグルにはページランクを決定するPageRankアルゴリズムが存在し、オーソリティが高いサイトをページランク(サイトの価値)が高いと判断し検索上位表させています。過去にはサイトの価値を0〜10の11段階で評価していましたが、現在ではこのランクは公開される事が廃止になり自サイトのページランクを知る事ができなくなっています。
以前は被リンク先のページランクも知る事が可能でした。
ページランクの公開が廃止される2013年までは、自分のサイトの被リンクの状態をグーグルがどう評価をしているのかを知る事ができましたが、2013年以降ではその評価を把握できなくなってしまったという事です。
しかし、ページランクはサイト作成者が把握できなくなっただけであり、現在でもグーグルが検索順位を決定するための指標として利用されていて、被リンク先のページランクとその数が検索結果の順位を左右している事は間違いありません。
ランクが高いサイトから被リンクを受けるには、自分のサイトのクオリティが高くなくては相手にされません。結局読者に対してオリジナリティが高く専門的で、かつ解りやすい有益な情報を提供できるサイト作成がSEOに結びつくと言えます。
有益な記事が被リンクを呼ぶ
被リンクというのは有益な記事(ページ)に対して発生します。サイト作成者が有益な記事を紹介、あるいは参照させたくてリンクを付ける事が多いので、トップページに集中して被リンクが付くのは不自然であると言えます。
例えば、あるページの評価を上げるためにサテライトサイトなどを作成して自作自演の被リンク網を構築し、あるページにだけ集中してリンクを付けても、この施策は「不自然」であるためアルゴリズムに自演である事が疑われてしまいます。
また初心者の方が犯しやすい間違いなのですが、マルチドメインで運営している同じIPである複数のサイトから、トップページに対して複数のリンクを付けるというのが見受けられます。この行為はブログなどを含め複数のサイトを運営する上で、何らかの理由がある場合は仕方ないのですが、SEO対策としてまったく効果が無いと考えて頂いて結構です。
アルゴリズムの被リンクの考え方は、リンクを受ける側であるサイト作成者の意思に関係なく、被リンクは自然的に発生するという事です。グーグルに自演被リンクだと疑われないようにするには、IPを分散させるためにいくつものサーバーをレンタルする必要があり、そして複数のドメインを取得し被リンクの為にサイトをいくつも作成しなければならないのです。
このように神経と時間を使って自演のSEO対策するくらいなら、ひとつのサイトに集中して有益な記事作りを頑張る方が上位表示への近道であると思いませんか?またこの方が自然発生的被リンクが発生する可能性が高いのです。
その他のSEO上有効な被リンク
自演禁止!ナチュラルリンクのみで勝負せよ
アルゴリズムは被リンクを評価する際に、直接的にクエリ(キーワード)に対するクオリティを考慮しますが、要因はそれだけではなく被リンクの価値は他の複数の要因によって決定されます。そのひとつがリンク元サイトとの関連性です。
リンク元のサイトの信頼性や権威性(オーソリティ)が高いほど、リンクの価値は高くなりSEOで有利になりますが、そのリンクが含むアンカーテキストも重要です。アンカーテキストに関連性の高いフレーズを含んでいる場合、そのリンクは被リンク側サイトと関連性が高いと見なされます。これをユーザビリティに優れているとアルゴリズムは判断します。
発リンクページの内容が、被リンクページのテーマと関連している場合、その被リンクの価値は高まるという事です。
また発リンクの配置や形式がユーザーにとって使いやすいものであるかどうかも評価されます。使いやすいリンクはユーザーエクスペリエンスを向上させ、検索エンジンの評価にもプラスの影響を与えます。つまり、アルゴリズムはクエリに対するクオリティだけを評価するだけでなく、そのリンクが与える総合的な価値や関連性も考慮している事になります。
この事から被リンクを受ける場合に、自分のサイトと内容がまったく違ったコンテンツからの被リンクより、同じカテゴリー、関連するキーワードを持つサイトからの被リンクの方が断然SEOの効果が高くなります。
アルゴリズムはサテライトサイトなどでの自演の被リンクを監視していますし、リンクファームや相互リンクでの被リンクもSEO効果は期待できません。かつ発リンク側のサイトをあなたが操作する事もできないのです。なので被リンクSEOのためには閲覧者が解りやすくて読みやすく、有益性に優れたクオリティの高い記事を追加し更新していくしかありません。
このような作業のみより、自サイトと関連性の高いサイトから被リンクを受ける可能性が高くなると言う事です。
被リンクは操作できない!コンテンツのクオリティを上げろ!
被リンク数が多いほど検索順位の向上に有利ですが、被リンクに重複が少なく、色々なサイトから満遍なくリンクされている事がグーグルから評価されます。関連する多数のサイトからリンクを付けてもらうには、自サイトの構成の広さや規模がポイントになります。同じジャンルのコンテンツでも多様性を考慮し色々な角度から記事を書くことが重要です。
この事はロングテールキーワードSEOの基礎にもなります。
当サイトの場合、メインの記事がサイト作成ソフトというツールの紹介です。手前味噌になりますが、当サイトはメインのソフト紹介やレビュー記事を軸とし、当コンテンツのようなSEO関連記事、ソフトの使い方動画、無料ツールの紹介、アップロードの方法、ドメイン、サーバーなど実践的なサイト作成方法の関連記事が多岐に渡っています。
このようにひとつの商品やサービスから、関連する様々なカテゴリーに裾野を広げ、色々なキーワードで検索して頂けるようにサイトを更新する事が、被リンクの数を増やし、被リンクの重複の割合を少なくする根本的な対策になります。
基本的にサイト作成は完成を急がず、閲覧者さんの気持ちを汲み上げ、要望に答えながら、あらかじめ計画したサイト構成に沿って、計画的にコツコツと記事を積み上げていく事が重要です。これが後々大きな成果となって返ってきます。
サイト規模は大きく、かつサイト構成が計画的でなくてはいけない!
アルゴリズムQDFは特定の検索クエリに関連するコンテンツの新鮮さを評価し、キーワードに関連する情報が最近のものであるかを判断しています。特に最新のニュースに関連するコンテンツが上位表示されてユーザーが見つけやすくなります。
特にトレンドキーワードは一時的な流行であるクエリ(言葉)であり、その時々の社会的な出来事と大きく関連する場合に、検索順位が激変する事もあります。このような順位の変動が見られるのはQDFと呼ばれるアルゴリズムが、トレンド(流行)を認識し、検索者が検索窓に打ち込んだ言語に対して最適な検索順位を表示させているからです。
そして通常では複合キーワードでないと検索されないようなキーワードの場合でも、時事ネタが関連すると単体キーワードで上位表示される場合があります。例として北朝鮮がミサイル発射のテストを行った際、「ミサイル」の単一言語で検索すると、「Jアラート、PAC3、防災行政無線、自衛隊、戦闘機」など、関連する記事で検索上位が入れ替わりました。
また将棋の棋士である藤井聡太さんがデビューから連勝記録を伸ばしている時期には、「将棋」と検索するだけで藤井聡太さんの記事が検索トップページを独占しました。あまりにも強すぎて負けてもトレンドで上位表示されます。
一番顕著なのは著名人、有名人が他界された場合です。その方の名前だけの検索で、いつもの検索結果とは全く違った検索順位で表示されるようになります。このような順位の入れ替えを決定付けしているのがアルゴリズムQDFというわけです。
上記のような例はノーベル賞受賞のように世界的な規模で検索される場合もありますが、日本国内に限った場合でも芸能ネタなどの検索順位の大きな変動は日常茶飯事になっています。あなたのサイトも、もしこのアルゴリズムQDFをうまく活用できるのでしたら、いち早く時事ネタを取り入れてサイトを更新するべきです。
ニュース的な時事ネタでの検索順位の変動は、しばらくして落ち着くと、元の順位に戻る事が確認されていますが、キーワードによってはQDFの判断で相当長い間そのままの状態で検索順位が表示され続ける事があります。
自サイトに係わる社会的現象やトピック、ニュースは常にチェックして下さい。
サイトに関連した事件発生で即サイト更新!
アルゴリズムはリンクの位置や大きさ、形を認識しています。自分のサイトのページ上でリンクが目に付く場所であるか、またクリックしやすい場所はどこかを意識して閲覧し、リンクがクリックされやすいかを再認識してみて下さい。この事は内部SEO対策として捉えられますが、間接的にクリックされやすい場所にリンクを付ける事が外部SEO対策にもなります。
これはサイトを常に使いやすい状態にしておき、サイト全体でのユーザビリティが高いと被リンクを受ける機会が多くなるからです。もちろん被リンクを受けるために記事単体の有益性が高い事は当然です。また被リンクを受ける際にも、発リンク側のサイトでクリックしやすい位置でリンク付けしてもらえる事がSEOでは有効です。
グーグルの検索エンジン最適化基準にも「リンクの最適化」に関わる事項が記述されています。特にスマホ最適化においてはリンクテキストのフォントサイズも考慮されますので注意が必要です。携帯端末ではリンクテキストが小さいと操作上タップがしにくいと判断されるので適切なフォントサイズにする必要があります。
またリンクテキストが小さいと「隠しリンク」であり、スパムと判断される可能性もあります。
リンクを最適化させろ!
グーグルで検索をかけると検索結果が並んで表示されますが、その時のあなたのサイトのクリック率が高ければ高いほど、検索順位が優位になる可能性も高くなります。このクリック率は当然検索順位が高いほど二次曲線的に有利になるわけですが、サイト説明文の書き方によっては上位のサイトを差し置いてクリックされる可能性が高くなります。
上記画像の赤枠の部分がサイト説明文です。あなたにも経験があると思いますが、検索者は自分が探している内容のキーワードを意識しているので、サイト説明文を参考にして検索結果をクリックする傾向があります。なので、検索者の目を引くサイト説明文を考える必要があり、この記述が大きくクリック率を変動させます。
グーグル検索では検索ワードとサイト説明文のキーワード部分が一致した場合太文字で表示されます。これはかなり目立ちますので説明文を記述する場合は、必ずそのページのメインのキーワードを入れるようにして下さい。
もちろん検索結果でリンクになるタイトル部分のテキストもクリック率をあげるための重要な要素になります。このような事から検索表示でクリック率を上げるためには、「ページのタイトル」「記事本文のキーワード」「サイト説明文」の3っが「共通したキーワードでセットになる事」を意識して記述して下さい。この事はSEO対策でかなり重要な要素になります。
サイト説明文がサイトの運命を変える!
あなたの会社名や店舗名、製品、サービスの固有名詞をブランドワードまたは「指名キーワード」と呼び、このキーワード名でグーグル検索した場合、検索1位のはずです。検索ユーザーがブランドワードで検索する場合は、すでにあなたの会社、店舗、商品を知っていると言う事で、検索1位でない場合は何らかの重大なSEO的欠陥があると考えた方が良いです。
ブランドワードで検索され、検索結果を閲覧者がクリックしてサイトが開かれる回数が多いほど、グーグルはドメインの価値が高いと判断します。また「検索結果に表示される回数」もカウントされていて、ブランドワード検索での表示回数が多いほどSEOには有効です。なので、自社のサービス名で検索される事自体がSEOに有利なわけです。
しかし検索ワードが複合キーワード(ブランドワード+キーワード)の場合では、他社のサイトが検索上位に表示される事があります。これは商品に対するキーワード対策がライバルと近いとき、またライバルサイトのクオリティが高い場合に発生します。なので、ブランドワードは、「タイトル、H1」の両方、あるいは必ずどちらかには記述する必要があります。
必須の作業としてブランドワードを含む高品質で関連性の高いコンテンツを作成します。特に製品ページ、FAQ、およびその他のページにもブランドワードを適切に活用して、検索エンジンにブランドの価値提案を明確に伝えることが重要です。
個人店舗ではキーワード検索に対する地域性を最適化させるために、ブランドワードと地域キーワードや店舗名を組み合わせて、ローカルSEO戦略を構築する事は地域名での検索結果のランキングの向上に有効です。
また他のサイトからのバックリンクを獲得したとき、そのリンクにブランドワードを含むテキストが含まれている場合は検索エンジンがブランドに関連するコンテンツの信頼性と権威性を高め、検索結果のランキングを向上させます。
前述していますが、もしブランドワードの検索結果でライバルサイトの方が上位表示されても、サイト説明文にインパクトのある表現で記述する事で、クリックされる確立がかなり上がります。サイト説明文の重要度を再認識して下さい。
自社名、自社サービス検索で他社に絶対に負けるな!
サイト滞在時間と外部SEO対策は密接に関連していますが、直接的な因果関係はありません。しかし、外部SEO対策は被リンクを受けるために有益なコンテンツが要求されるため、サイト滞在時間に影響を与える可能性は十分にあります。
グーグルは、閲覧者のサイト滞在時間を計測して検索結果に反映させているのではないかと言われていますが、この指標はスパム的行為(故意の閲覧)が簡単であるからなのか、具体的なアルゴリズムの詳細は公開されていません。
しかし、グーグルの解析ツールであるアナリティクス4では、サマリー(概要)で閲覧者の平均サイト滞在時間が確認できます。この事からも少なからずこの指標はSEOに関係していると考える必要があります。
元々サイト滞在時間が長いという事はサイトのクオリティが高く、おもしろくて有益な記事が豊富に書かれていて、閲覧者に十分な興味を持たれているという事です。サイトのコンテンツの性質で理想とするサイト滞在時間は異なりますが、サイト作成者はグーグルアナリティクス4で平均サイト滞在時間の数値を把握しておいた方が良いです。
サイト訪問者を抱え込め!他サイトに逃げられるな!
グーグルは被リンクされる数と失う数を分析し、その累積割合とリンク付けされるスピードでサイトの価値を評価しています。またこの指標と共に、関連する別のアルゴリズムでは被リンクが不自然ではないかを判断しています。
サテライトサイトなどからの自作の被リンクは、その発生スピードが早く、また一時的である傾向がみられます。グーグルは被リンクを分析している訳です。このように自作自演の被リンクは自然発生被リンクとは全く違った「動き」をする事をグーグルは見抜いている事から、自作被リンクをカムフラージュしても、グーグルのシステムを騙す事は難しいのです。
自然発生する被リンクを獲得するための条件のひとつとして、時代の変化で記事が古くなってしまった場合や、新しい情報の追加が必要になった場合に、いち早くコンテンツが新鮮な状態になるようサイトを更新する事が挙げられます。この状態を維持した上で、既存コンテンツへの記事の追加、新しいカテゴリーの作成、画像の刷新などが求められます。
被リンク獲得に裏技無し!コンテンツで勝負!
検索結果表示を検索者個人に最適化させる機能をパーソナライズ検索と言います。これはユーザーの検索履歴やアクセスしたサイトの状況に合わせて、個人単位で最適化された検索結果を表示する機能です。グーグル検索では、ユーザーの検索クエリを元に、そのユーザーに位置情報を含めた最適な検索結果をカスタマイズして表示させていると言う事になります。
パーソナライズ検索は2004年にベータ版が開始され、その後2009年の「パーソナライズドサーチアップデート」から全面的に実装されグーグルにログインしていない状態でもこの機能は動作する設定になっています。
あなたのサイトもメインキーワードに付属する色々なキーワードが存在するはずで、ページ数を多いほどそのキーワードの幅が広くなります。そのためにはサイトの更新ではカテゴリー内の記事数を増やし、また新しいカテゴリーを増設し、サイト規模を大きくする必要があります。この結果、多様な人があなたのサイトを目にするようになると言う事です。
このように色々なキーワードで検索される事を、ロングテールキーワードSEOと言いますが、パーソナライズ検索においても、複数のキーワードで検索表示される事が有利である事は言うまでもありません。
またパーソナライズ検索は、ユーザーの行動や興味に基づいて検索結果をカスタマイズするため、他のSEOの手法と同様に価値のあるコンテンツを提供することが重要です。ユーザーの関心やニーズに応じた情報を提供し、ユーザーが求める情報に関連したコンテンツを数多く作成する事で、複合キーワードなど色々なタイプの検索で表示されるようになります。
ページごとにタイトル、H1のキーワードを考え分散させろ!
ソーシャルシグナルとはSNSでのコンテンツの人気や影響力を示す指標です。一般的に多くの人々があるコンテンツを共有し、それに関与する場合、それが有益で価値のあるコンテンツである可能性は当然高くなります。検索エンジンはこれらのソーシャルシグナルも参考にしてコンテンツの品質や関連性を判断しているためSEO対策での重要度を無視できません。
そしてソーシャルシグナルはXの「リプ、いいね」やフェイスブックでの「シェア」などのソーシャル上の人気度を判断するための指標であるため、近年ソーシャルシグナルが検索順位に影響を与えていると言わざるを得ないのです。
Xの「リプ、いいね」、フェイスブックの「シェア」は被リンクとしては扱われませんが、これらのSNSをまだ使っていないサイト作成者はアカウントを取得し、なんらかの形で使えるようにしておく事がSEO対策につながります。
とりあえずX/インスタグラム/Facebookのアカウントを取得せよ!
スマートフォン、アイフォンの普及で、ディープリンクという言葉の意味が2っに分かれました。ひとつが携帯端末のディープリンクであり、モバイルアプリ内の特定のコンテンツや機能に直接リンクすることができるURLのことです。
通常のサイト内リンクは別ページにアクセスしますが、ディープリンクはモバイルアプリ内の特定の画面や機能にリンクします。例えば、ある特定のアプリ内で商品の詳細ページを表示する場合、ディープリンクを使用してその商品の詳細ページに直接アクセスできます。このように、ディープリンクはシームレスなナビゲーションやアクションを実行できます。
このためディープリンクは、モバイルアプリのユーザーの使い勝手を向上させる事になり、コンバージョン率を高めるのに役立ちます。また、マーケティング活動や広告キャンペーンにおいて、特定のコンテンツや機能に直接リンクすることで、ユーザーの獲得やアプリ内での活動を促進することができます。
もうひとつがサイトの被リンクに関連する用語であるディープリンクです。このディープリンクはトップページのような第一階層のページに貼られるリンクではなく、より深い階層のページやそのコンテンツの頭に貼られるリンクの事です。
通常の自然なリンクで他サイトに飛ばす場合、トップページより、圧倒的に下層ページへのコンテンツに対してのリンクが多くなるはずです。これは元々外部リンクが自サイトの記事と関連を持つ「他サイトへの参照、補足」を目的とするため、トップページへリンクしても、リンクをクリックした人が目的のコンテンツを探さなくてはならなくなるためです。
このリンク付けではユーザビリティに欠けます。
トップページ(ドメイン)へのリンクでサイト自体を紹介する必要がある場合も状況によってはありますが、デープリンクが本来のリンクのされ方であると考えるのが自然です。なので、グーグルはトップページへ対しての被リンクが極めて多い場合、自作自演リンクではないかと疑います。SEO対策のための故意的な施策と疑われるわけです。
自然発生被リンクはトップページへのリンクとデープリンクが適当な割合で存在します。
このような事から、サイトを複数運営している方で、それらのサイト同士でリンクを付ける必要がある場合は、なるべく記事に対して、またキーワード同士を結びつけるようなリンクになるよう考慮したほうが、SEO効果は高くなります。
自サイト同士のリンクはディープリンクでキーワードを考慮せよ!
離脱とはサイトから訪問者が離れる事で、離脱率はページごとの指標で、サイト全体の訪問者の離脱に対する、そのページでサイトが閉じられた割合です。これは訪問者が「最後に見たページ」の割合と言えます。
離脱がカウントされる状況
A〜Dの5ページのサイトで10日間で10人のアクセスと仮定し [ページA ページB] の離脱率を計算します。
月曜日 |
ページA ► ページC ► ページB ► 離脱 |
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火曜日 |
ページD ► ページC ► 離脱 |
水曜日 |
ページA ► ページD ► 離脱 |
木曜日 |
ページC ► ページD ► ページA ► 離脱 |
金曜日 |
ページD ► ページC ► ページB ► 離脱 |
土曜日 |
ページA ► ページD ► 離脱 |
日曜日 |
ページB ► ページC ► ページD ► 離脱 |
月曜日 |
ページA ► 離脱 |
火曜日 |
ページB ► 離脱 |
水曜日 |
ページA ► ページC ► ページB ► 離脱 |
A、Bの離脱率
ページBはページAに比べて2倍の離脱率となりました。
どのような良いサイトを作成しても、いつかのタイミングで100%サイトは閉じられてしまうわけですから、離脱率は各ページを合計すると100%になるって事です。もちろん全体のパーセンテージを改善する事はできません。
この結果、SEOで気を付ける事は上記の表で離脱率が高いページBがコンバージョンページに誘導するページであってはならないという事です。コンバージョンページとはサイトの最終目的である、問い合わせ、購入、申し込みのコンテンツがあるページなので、その直前のページの離脱率が高いと言う事はサイトの目標が達成される確立が下がると言う事です。
今回の例では、これらのコンバージョンページに誘導するページが、ページBである場合には、このページBを改善して離脱率を下げれば、コンバージョンに至る可能性を上げる事ができそうです。また、サイトの目的であるコンバージョンページ自体の離脱率が高いことは、ある意味他のそれぞれのページの目標は達成できていると考えても良いと思います。
直帰率とは、あるページにアクセスがあって訪問者がそのページだけを閲覧して、他のページを見る事なくサイトから離脱した割合です。今回の上記の例では、2週目の月曜日・火曜日で2回の直帰が発生しています。これは、「2/10」で直帰率は20%です。サイトの性質にもよりますが全体で直帰率が30%台であればクオリティの高いサイトと言えます。
ただし、あるページの直帰率が他のページより飛びぬけて高い場合でも、特にそのページ自体に欠陥があるとは言い切れません。その理由は、正確な検索キーワードによって訪問者が自分の目的をそのページで達成したとも考えられるからです。この場合もそのページはすぐに閉じられる可能性が高くなるため、直帰率が高くてもページの質が低い訳ではないのです。
直帰で考慮すべき点は、直帰であっても訪問者の悩みを解決し、その1ページで目標を達成して頂けたかどうかです。
またグーグル検索では、訪問者が望んでいないページを開けると、この場合も直帰の確立が上がります。なので、ページごとにH1やタイトル、説明文を記述し、そのキーワードと完全一致する記事作成がSEO対策となるのです。
グーグルアナリティクス4の指標の意味を理解せよ!
閲覧者があなたのサイトを「お気に入り・ブックマーク」に登録した場合、その累計数などが検索順位に有利であるかという事はグーグルは正式に発表していません。おそらく、「お気に入り登録」は間接的なユーザーの行動やフィードバックの信号の1つとして考慮される可能性がありますが、その影響の大きさや具体的な方法については不透明です。
お気に入りの登録数を知る手段はありませんが、お気に入り登録されるという事は記事作成に成功していると言えます。
閲覧者がサイトお気に入り登録する場合、トップページか、または特定の記事に対してとなりますが、どちらにしてもサイトをお気に入り登録すると言う事は、その記事内容が有益である事は間違いなく、アクセス数は伸びるはずです。
「お気に入り登録」はまず検索結果表示でクリックしてもらわないと発生するはずもありません。
そして、検索表示でサイトをクリックされても「検索キーワード」と「サイト、記事の内容」が一致していないとサイトは閉じられる事になります。その上で読みやすく、有益な記事が読者に対して「お気に入り登録」という行動を誘います。記事内容に関連した「画像、動画、表、グラフ」などを取り入れ、コンテンツを解りやすくする事も重要です。
サイト作成初心者さんの場合、サイトの完成を急いで「サイト構成、カテゴリー計画、記事内容」が乱雑になる事が多く見受けられます。まずサイト作成の前にしっかり将来を見据えたサイト構成を構築し、丁寧に記事を作成していく事がSEO対策につながります。ユーザー視点で計画性をもってサイト作成をしていく必要があります。
サイトクオリティを高める事がすべてのSEOにつながる!
サイト登録とは新サイトをアップロードしたときや、サイト更新した場合にグーグルにそのサイトやページを見つけてもらいインデックスする事です。インデックスとはグーグルのクローラーがページを認識しデータベースに登録する事です。
データベースに記事がインデックスされないと検索結果で絶対に表示されません。
通常では新しいページを見つけるためのクローラーが常に巡回し、時間がたてば自動的にインデックスされるのですが、サーチコンソールの操作で強制的にクローラーを呼び込む事もできます。これが「サイトマップの追加」で、検索エンジンのクローラーがサイトマップを検出し、新しいコンテンツをインデックスに追加するためにサイトを再訪問します。
サイトマップは検索エンジンにとってサイトの構造とコンテンツを理解するのに役立ち、効果的なクローリングとインデックス作業を支援しているわけです。サーチコンソールは他のSEO対策にも必要になるので必ず使えるように下ください。
「新しいサイトマップの追加送信」によって直接検索順位が有利になるという事はないですが、クローラーの動きが鈍く、なかなかサイトが更新されない場合もあるため、使い方は覚えておいた方が良いです。特に、ニュース系サイトや時事ネタを扱うサイト、トレンドサイトなどは、更新のスピードが命なので速くインデックスされる方が検索で有利になります。
サイト更新で即サイトマップ追加送信!