外部SEOで間違った対策を施すと、検索順位に致命的なダメージを受ける確立が高いので注意が必要です。特に個人店舗などでサイトを運営している場合、電話やメールで営業を仕掛けてくるSEO会社には要注意です。
サイトを公開すると、上位表示対策の勧誘営業の連絡が入る事が多くなります。このような会社は、ほぼ100%と言えるほど正しいSEOの知識に乏しく、間違った施策で逆に検索順位を落とす事の方が圧倒的に多いです。
SEO対策は自分のサイトに適した施策を、自分の力で作業するというのが基本です。特に外部SEOは、SEO会社が利益を得るための手法で、間違った認識がネット上に散乱しているので、正しい判断で対応して下さい。
このページの使い方
被リンクを購入する事は結果的に即ペナルティになり検索結果に表示されなくなりますが、グーグルのサイト最適化基準から被リンクについて考えてみます。グーグルは創設当初から、サイトの価値を判断して上位表示させるかどうかを被リンクの「数と質」を指標の一部としています。これは現在でもアルゴリズムに組み込まれていると言う事は間違いありません。
しかしアルゴリズムのアップデートの変遷で、ひと昔前の単純な被リンクによるSEO対策は通用しなくなってきています。これは「SEO対策のための被リンク」が排除されたためで、現在では管理されていないサイトや有益な情報に乏しいサイトから被リンクを受けても、SEOとしての効果がまったく無いと考えた方が良いです。
被リンクを販売している会社は、元々リンク付けだけが目的であるため、元になるサイトはユーザーに対して有益であるはずもなく、グーグルから高評価を受けている可能性は極めて低いです。また他のSEOをサービスとしている会社も、その内容がグーグルの最適化基準から外れている場合、そのサービスはデメリットとなりSEOとしてはマイナスになります。
そしてグーグルはリンク目的で作成されているサイトからの被リンクの価値を、自動化されたアルゴリズムにより完全に無視し「無いもの」と判断します。もし仮に、精巧に作られた被リンクサイトからのリンクの影響で、一時的に検索順位が上がったとしても、アルゴリズムが有料リンクと認識した時点で検索表示されなくなる可能性もあります。
このような事から、ライバルサイトが自サイトより検索順位が上である場合、そのライバルサイトがどのようなSEO施策を施しているかにかかわらず、最終的にはコンテンツが有益でユーザビリティ優れているからと考えた方が良いです。
例えそのライバルサイトが有料のSEO対策に頼った上で上位表示されているとしても、自分のサイトのコンテンツが劣っていると認めるべきで、このような事に神経を使うより、コツコツとサイトを更新した方がより建設的だという事です。
しかしサイト作成者としては、ネットなどでSEO上少しでも有利な情報があれは耳を傾けてしまいます。そしてそれなりの理由付けをされれば、SEOに関連する有利なシステムに目が行き、他人頼みになってしまうかもしれません。
しかし有料被リンクという触れ込みのないSEO業者であっても、それを包み隠している場合も多いと言う事を認識して下さい。これはSEO業者が購入リンクに効果がないという事を知っての所業ですので、まったく悪質と言えます。
被リンクとは有益な記事を作成したとき、その記事を必要としてくれる人が勝手にリンクを付けてくれるシステムです。この基本的な事から一歩もズレないようにして下さい。被リンクに係わらず、有料で他人にSEOを依頼すると言う事はお金が必要な訳で、そのお金を稼ぐのに時間がかかっている訳です。その時間でぜひサイトを更新して下さい。
SEOをサービスとする会社の営業内容
上記のような施策で飛躍的に検索順位が上がる事はまずありませんし、金額も内容に伴わず異常なほど高価です。業者に頼らずとも、グーグルサービスはほとんど自分で構築できます。出来る範囲を自分の力で施策して下さい。
SEOをサービスにしている会社を頼るな!
相互リンク | メールなどの呼びかけで直接サイト同士をリンクさせる。ほどんどの場合「サイト作成者、IPアドレス」は別で、関連記事がリンクされる。 |
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クロスリンク | 複数のサイト間で間接的にリンク網を構築する。相互リンクである事がグーグルにバレないようにする手法。[A ⇨ B ⇨ C ⇨ A ⇨ B] |
サテライトリンク | 自社で複数のサテライトサイト(関連サイト)を作成し、メインサイトの各ページに向けてリンクを貼る自作被リンク。 |
上記の3っの被リンク対策はすべてグーグルにバレます。特にクロスリンクはリンクホイールとも呼ばれ、近年そのSEO効果が確実に認められなくなったばかりか、ペナルティの可能性があると公式に発表されています。実は旧シリウス時代に「シリウスユーザー同士」によるリンクホイールのシステムがありましたが、この理由により廃止されています。
サテライトサイトリンクの場合、マルチドメインにより複数のサイトを運営する事は、IPアドレスで同一人物と認識されます。これを避けるためサーバーを分散しても、ドメイン登録者が同じであると言う事から自演リンクであるとバレます。
仮にドメイン登録者を分散させて、メールアドレスも変え、またサーバーを複数借りてIPを分散させても、サイトのデザインやコンテンツ、文体が類似している事などから、これらの被リンクが自演である事をアルゴリズムは見抜きます。
アルゴリズムに自演を見抜かれた時点でSEO被リンクの効果は0になる可能性があります。この場合グーグルはそれらのリンクは存在しないと見なしてサイトを評価すると言う事です。相互リンクやサテライトサイトリンクなどの自演被リンクは、よほど過剰な施策でない限りペナルティを受ける事はありませんが、リスクを背負う事に違いはありません。
大きな会社の場合では複数人によるサテライトサイトの作成が可能になります。それぞれのサイト担当者のサイトが有益で、またユーザーにとってサイトが分散されていた方がメリットが高い場合ではリンクが有効になる可能性が高いです。
しかし、個人でのサテライトサイトの作成では、余計なお金と相当な労力がかかり、サイト構成能力も必要です。その労力をメインサイトに注ぎ、より有益なサイトになるよう「カテゴリーを作成」した方が効率的である事が多いです。
もちろんHTMLサイトと連携してブログサイトを運営して関連付けする事は、記事構成やコンテンツの内容が異なるなら正当なリンクと言えます。これはHTMLサイトが静的であり、ブログサイトは時系列で動的サイトである事も理由です。
またメインサイトと関連し、コンテンツを補足するための必要に応じたサテライトサイトリンクはSEO上有効とされます。
やってはいけない事はSEOのためのリンク施策です。私の提供サイトを含めた複数のサイト作成での経験では、自演リンクであっても、ユーザーに必要な「有益なリンク」であるならSEOで不利になる事はないと言う結果がでています。
自演被リンクSEOに勝るムダなし!
サテライトリンクの構築やブログサイトからメインサイトにリンクを送る場合、その効果を有効に発揮させるために、考慮すべき要素がいくつかあります。これらの要素をバランスよく組み合わせてリンクを構築する必要があります。
特にHTMLサイトとブログを運営する場合、ブログからサイトへ誘導するために、ブログの各ページのすべてにリンクを貼っていたり、ブログのサイドバーからサイトのトップページの先頭にだけリンクを付けてるのをよく見かけます。このようなユーザビリティに欠ける発リンクは、SEO対策としても好ましくないので、リンクを貼る定義を認識して下さい。
そもそもリンクを貼る一番の目的はユーザーの利便性の向上であると意識してください。その利便性が向上した事による結果が、メインサイトへの誘導と被リンク効果で検索上位表示させる事につながる訳です。その両方を同時に満足させるリンクの構築をしなければ、それはただの自作自演リンクになってしまい、SEO効果としては薄くなります。
また、ページごとに考慮する必要がある事ですが、そのページからの発リンクが多いと、その分PageRankが分配されるためページの価値も分散します。過剰な発リンクはユーザーを混乱させるばかりかSEO効果も低くなると言う事です。
発リンクでの注意点
私の経験でも必要に応じた正当なサテライトリンクはユーザーに対して有益で利便性が高い場合、SEO効果は認められると感じます。しかしサイトの価値は有限であるため、複数のページに対してリンクを付けた場合、その価値は分配される事になります。それぞれの保有しているページの価値の範囲でしか、リンクの価値を受け渡せないと言う事です。
極端な例ですが、10ページ程度の小規模なサイトで、サイト全体が保有しているグーグルジュースが小さい場合、このサイトから欲張って何百本のリンクを送っても、その被リンク効果は限りなく0に近くなります。これではSEO上全く意味がありません。これが発リンク過多にならないようにする理由のひとつで、リンクは有効に記述する必要があります。
SEO上で有効なリンクにするためには、サイトの規模、評価、に見合った発リンク数にしておいた方が良いという事で、私の経験から10ページ程度のサイトなら、1ページ2,000文字程度とした場合、発リンクは2〜3本までと感じています。
やはり行き着くところは、ユーザーの使い勝手が施策の中心となります。必要のない発リンクや、特に関連性の無いトップページへの発リンクは避けたほうが良いです。そして最も効果的な発リンクは、被リンク側と関連性の高いページの、記事中からのアンカーテキストリンクで、尚且つ適切なキーワードが含まれているリンクという事になります。
ユーザビリティ中心に発リンクを施策せよ!
聞きなれない言葉だと思いますがグーグルボウリングとは、サイトをボウリングのピンに例えて、ライバルのサイトをリンクによるスパムで検索順位を下げようとする行為です。その方法は、競争相手のサイトに対して、アダルトサイトやギャンブルサイトなどからのネガティブなリンクを大量に送り、グーグルからの評価を下げようとする攻撃です。
グーグル自体は公式で、このような外部リンクによるネガティブ攻撃をしても検索順位に影響はないと発表しています。しかし、ネット上のウェブマスターの見解によるとグーグルボウリングは効果があるという意見もかなり多数ありました。
私もサイトを保有する友人達に頼んでグーグルボウリングについて検証した事があります。
2012年の事ですが、私が管理している46ページの企業用のサイトに対して、4っのアダルトサイトと3っのギャンブルサイト、また2っの風俗店サイトから合計48本のネガティブなアンカーテキストでリンクを付けました。
検証に使ったサイトは産業廃棄物関係のコンテンツで、リサイクルをビジネスにしていたサイトです。タイトルキーワードは営業地域の「地名」と「持ち込み買取り」「プラスチック」で、4年間連続で検索1位で表示されていたサイトです。
そして結果はグーグルボウリングを仕掛けて3ヶ月後、12位に転落してしまいました。
この検索順位の下落は、グーグルボウリングを仕掛けた結果なのか、または他サイトが強くなった結果なのか断言はできません。しかし実際このような仕掛けを防御するには、どうしたらよいのかという事です。
結論として強いサイトを作成する事が防御策になります。例えば、大企業で有名なパナソニックのサイトの場合で考えます。このサイトは25,000ページで構成され、被リンクも莫大な数になっています。2022年にAlexaランキングは廃止されましたが、この「サイトの世界ランキング」で2012年当時で3,000位台をキープしていました。当然1位はグーグルです。
このようなグーグルから強い信頼を得ている優良企業サイトに、先ほど私が検証した内容と同じグーグルボウリングを仕掛けても、検索順位に変動はありません。そのような攻撃を簡単に弾くくらいサイトのクオリティが高いという事です。
もしグーグルが公式の会見でグーグルボウリングを認めてしまった場合、グーグルボウリングのようなリンクスパム攻撃がネット上で氾濫する事は間違いないです。また、グーグルボウリングが有効である場合、スパムを利用したビジネスが拡大し、本来有益なサイトを上位表示させ、ユーザーの利益を確保するというグーグルの理念を妨害する結果になります。
上記の事は、グーグルがグーグルボウリングを完全否定している背景を、私が勝手に検証結果から考察しているだけです。しかし、もしこのようなスパムが現存するとしてもパナソニックのサイトのような耐性があれば何の問題もありません。
どちらにしても強いサイトを作成する事が検索上位表示される事につながり、スパムに対する耐性も強くなります。
強いサイト作りとは正しいSEO対策で、グーグルのガイドラインに従い、ユーザーの利益のために有益なコンテンツを積み上げていくと言う事です。このような強いサイトは、ランクの高いサイトからの「自然な被リンク」が増える事に繋がり、これがスパムに対する最大の防御になり、またサイト上で集客などのビジネスを展開するための最大の武器になります。
正しい技術で強いサイトを作成せよ!
サイトの不具合はグーグルにユーザビリティに欠け、低品質なサイトであると判断される要因です。リンク切れもそのひとつで、ページの質が劣ると判断されます。もちろん、外部への発リンク、内部リンクすべてが対象です。
自サイトに設置しているリンクの飛び先が [404 Not Found] 等でアクセスできない状態になっていないか、更新時にチェックした方が良いです。特に外部リンクはリンク先のページが削除されている場合があるので注意が必要です。
しかしサイトのページ数が増え、外部リンクが100を超える場合などは、リンクチェックをすべてクリックで確認するのは非常に困難になります。このような場合はツールを使いますが、下記関連ページで3サイトご紹介します。
下記の関連サイトのツールはURLを入力しチェックをクリックするだけで、リンク切れがないか短時間で確認する事ができます。オンライン上でサクサク動きますので、ぜひブラウザのお気に入りに登録しておいて下さい。
外部リンクは定期的にエラーチェックせよ!
グーグルはスパム被リンクや過度な自演リンクを見抜く特許を持ち、アルゴリズムで対応していますが、あまりにも急激なリンクの増減は最終的にWebスパムフィルタを通す事により、スパム被リンクであるかどうかを精密に調査しています。
アルゴリズムのリンクの監視
上記のようにサイトの被リンクの数と質だけではなく、何種類ものアルゴリズムが総合して、被リンクが良質であるか、またスパムではないかを監視しています。一般的に自然発生リンクはランダムで発生するのに対して、スパムは人為的な要素が絡むため、ある一定時期に一定数増加するなど機械的な動きを示します。
特にSEO会社に頼った場合の被リンクでは、料金体制が被リンクの本数で決まるため、このような人為的な要素が目立ちやすくなる訳です。その他では、XやフェイスブックなどSNSを媒体し、爆発的な口コミで情報が広がり、被リンクが急激に増加する場合もあります。これをバイラル効果と言いアルゴリズムはこの事象も判別しています。
バイラル効果による被リンクの増加は人為的ではなく自然発生被リンクであると判断されます。グーグルはこのように人為的なスパム被リンク操作と、自然発生被リンクを正確に見分ける技術を持っているということです。
SEOをサービスとする会社に対策を依頼する事は論外ですが、一般に個人で運営する企業、店舗のサイトでも、極端な数の相互リンクやサテライトリンクなどは控えたほうが良いです。このようなリンク操作でスパム判定を受ける事はまず無いと考えられますが、アルゴリズムの「被リンクの判定」により自作自演リンクである事がバレている事を意識してください。
複数の自作被リンクより、自サイトの有益なコンテンツに貼られた他サイトからの一本の自然発生リンクの方が、よほど上位表示には有効であり、被リンクによるSEOの価値が高い事は間違いないのです。
1本の自然リンクは100本の人為的リンクに勝る!
グーグルがリンクの価値と有益性を判定する場合、外部/内部リンク共にクロールする事で、そのアンカーリンクテキストの前後に記述されている文章と、リンク先のコンテンツとの「関連性」をキーワードと共に考慮しています。
リンクの品質を落とさないためにも、高品質な記事が求められ、リンクテキストやその廻りの文章と、リンク先のコンテンツと関連性が無い場合にユーザービリティに欠け、また不自然なリンクと捉えてグーグルはリンクの評価を下げます。
この他、文章に対するアンカーテキストの割合が多過ぎたり、同じアンカーテキストが連続する事も好ましくありません。これらはスパムと疑われる可能性もあるからです。外部リンクは操作できませんが、内部リンクやサテライトサイトリンクはご自身で記事の質を高め、リンクを適所にバランス良く配置する事で、リンクの価値が高評価されます。
メインサイトに関連するサブサイトやブログ運営されている方は慎重かつ計画的にリンク付けするように作業して下さい。
リンクの価値は記事の関連性が影響する!
ネイティブ広告とは、一言で表現すると広告と認識できない広告です。広告リンクをサイトの記事や画像などの構成に自然に馴染ませ、コンテンツの一部として配置させる手法で、ある意味閲覧者を騙している事になります。
解りにくいので、先にネイティブでない従来の一般的な広告の貼り方の例を下記で確認してみます。広告リンクが集中して整然と並んでいます。この設置の場合では閲覧者は広告リンクである事を一目で理解します。
上記画像の場合では広告がサイドバーやフッターなど、その配置が領域として確保されていて、サイトコンテンツと広告が解りやすく切り離されているので、閲覧者は広告リンクが気にならず、記事コンテンツに集中できます。
次にネイティブ広告のフォーマットの種類でレコメンド型とインフィールド型を下記で確認します。広告リンクの領域がなく、コンテンツ中で溶け込むように自然に配置され、一見広告リンクとは気付きにくいのが特徴です。
上記のネイティブ広告の例は、フッターに「関連記事」としてリンク集を並べ、その中の一部に広告リンクをランダムに仕込んでいます。広告リンクは実際の「関連記事」の画像と、色や大きさなどデザインを統一し、記事内容に沿った内容にする事でクリック率が上がるよう工夫されています。閲覧者はクリックした後でそのリンクが広告であった事に気づきます。
上記画像はスマホ、iphoneなど携帯端末でよく使われるフォーマットです。上から下に並んでいる記事リンクの途中で、ランダムに広告リンクが仕込まれています。この手法も閲覧者を勘違いにより広告サイトに誘導している事になります。
ネイティブ広告は、広告リンクの存在が目立たず、広告に対してユーザーをスムーズに誘導できるので、一般的なバナー広告よりクリック率があがります。広告がクリックされる事で利益が発生するのでクリック率だけを目標にしています。
元々インターネット広告はユーザーにとって本題の記事を読むのに目障りな存在で、その配置の方法によってはかなりのストレスを感じる事もあります。ネット閲覧者は「調べ物」、または「悩み」を解決するために、それぞれのキーワードによる検索でサイトにアクセスしている訳で、ユーザーにとってすべての広告が不要な邪魔者でしか無いわけです。
しかし、サイト作成者側にとってみれば、有益な情報をユーザーに「無料で提供」するかわりに、広告によって報酬を得るという事で、これは正当なビジネスとして確立しています。ではネイティブ広告の何がデメリットになるかと言う事です。
グーグルはネイティブ広告に良いイメージを持っていません。それはコンテンツを求めているユーザーに対して、コンテンツであると判別がつかない紛らわしい広告によって、閲覧環境を悪化させユーザビリティに劣るという判断からです。
このような事から広告の掲載では、その記事や画像が広告であるという表示義務があります。グーグルはこの表示がないと、閲覧者を混乱させると言う理由から、その広告を有料リンクと見なしペナルティのリスクがあると明言しています。
グーグルはネイティブ広告をシステム的に見つけ出す技術を持っていて、ネイティブ広告リンクではリンクジュースの受け渡しを無効にするnofollow属性をリンクに記載しないと、グーグルニュースに表示しないと正式に発表しています。なのでネイティブ広告を設置する際のSEO対策として、ネイティブ広告設置に関するガイドラインを遵守する必要があります。
ネット上ではネイティブ広告に限らず、反感をかうような邪魔な広告が目立ちます。そして広告である事が解りにくい場合、サイトに対して悪い印象が残ります。サイトを自分で運営できるようになると収入を得るという面で色々なアプローチの方法が存在する事に気付きますが「広告の掲載過多」は確実にサイトの評価を落としてしまいます。
特にサイトの本題から離れた広告などは論外であり本末転倒です。
店舗、企業のサイトを運営していても、SEO業者からの勧誘や携帯端末のアプリなど、お金儲けの誘惑は数知れません。自社のスマホサイトに鬱陶しい広告を貼り付けている方は、当初自分でサイト作成を始めようとした趣旨を思い起こして下さい。ユーザビリティのあるサイトで、検索上位を目指して「集客するのが目標」ではなかったでしょうか。
ステマという言葉はよく耳にしますがステルスマーケティングの略で、この広告の最初の目的は、ユーザーをまず騙す事にあります。簡単に言うとネイティブ広告にPRなどを表示する事なく、広告である事を隠し、最後にコンバージョンを獲得するためのだけリンクが貼られているようなものです。閲覧者の騙された感はハンパないです。
途中でステマと気付いた場合は嫌悪感ですぐページを閉じたくなりますが、このような事はあなたにも経験があると思います。サイトでクリック収入を得る事は正当な手段ですが、結局ルールを守らないと、発生する収入が将来的に必ず低くなってしまうように設計されています。グーグルがスパムチームとシステムで監視している事を忘れないように。
広告表記の方法
記事と同化しているため、確実に広告である事が解るよう赤字で「PR」と明記。
店舗サイト作成で本業以外に収入を求めるな!
グーグルダンスとは、グーグルの検索アルゴリズムが新しいアルゴリズムを導入する場合や、既存のアルゴリズムを更新する際に、検索結果の順位やその表示が一時的に乱れる現象を指します。具体的には新しいランキング要因を考慮に入れたり、古いランキング要因を変更する、またはアルゴリズムの動作方法を調整する場合に検索結果に変動が生じます。
グーグルダンスは一時的で、通常数日から数週間で落ち着きます。これは、グーグルが新しいアルゴリズムでサイト評価し、最適な検索結果を提供するための調整を行っている間に発生しているからです。グーグルはサイト作成者に対して、グーグルダンスの影響で検索順位やトラフィックに変動があっても、特別に対応する必要は無いと公表しています。
グーグルハネムーンという用語は、新しくサイトを立ち上げたり、サイトに大規模な変更を加えたりした際に、検索結果で一時的に上位表示する現象を言います。これは一時的にグーグルが新サイトを優遇することがあるためです。
グーグルハネムーン中は、ウェブサイトのランキングやトラフィックが急激に向上することがあります。これは、グーグルが新しいコンテンツや変更に対して好意的な反応を示し、一時的にそのサイトを高く評価するためです。
ただし、グーグルハネムーンは一時的なものであり、通常では数週間ほどで終了し、その後検索順位は安定します。
なのでSEO対策のための本格的な解析は、この不安定な期間を過ぎてからの方が良いです。特に初心者の方は、順位が落ち着くまでの期間を利用して、GA4やサーチコンソールなどのツールを使える状態にしておけばよいと思います。
アップロード直後のサイト解析結果は信用するな!
ブログサイトは閲覧者からのコメントを受け付ける事ができます。そのコメントの書き込みの内容に、自サイトのURLを貼ると被リンクが成立します。しかし、無料ブログ、独自ドメインのブログにかかわらず、コメント欄とURLを記述するエリアにほとんどの場合「nofollow属性」等が付加されているので、被リンクとしての効果は0になります。
また、コメントがブログ上で公開されている場合でも、ブログサイト側の管理者によりURL自体を非公開にする事もあるので、この場合はもちろんURLを直接クリックする事によるアクセスも期待できません。
5ちゃんねるの掲示板で、コメント投稿に自サイトのURLを記述した場合でも被リンクとしての効果はありません。掲示板の投稿内のURLをクリックして頂くと解りますが、直接リンク先に飛ぶのではなく、広告が貼られているワンクッシンページに飛ばされます。そして再びそのURLをクリックしないと、リンク先に飛べないようになっています。
ワンクッシンページには広告が貼られている事により、キーワードやサイトの関連性から見ても、そのページからの被リンクは、SEO上の有効なリンクではないと言えます。逆に広告だけのページからの被リンクはデメリットしかありません。
「爆サイ」という巨大掲示板がありますが、ここではURL付きのコメント投稿自体が禁止されています。URL付きのコメントは削除対象となり、そればかりか今後コメントを投稿できなくなるというシステムになっています。
掲示板では被リンクSEO対策ができないシステムになっている事がほとんどです。もし仮に、被リンク自体のシステムが成立したにせよ、このようなスパム的なリンクを貼り付ける事は逆にサイトの評価を下げる事になります。
Yahoo!知恵袋、教えて!goo、OKWaveなどの質問投稿サイトに自サイトのURLを貼り付けた場合は、質問側、回答側のどちらも被リンクによるSEO効果は0です。質問サイトのプラットフォームの仕様にもよりますが、投稿にURLを書き込んでもリダイレクトされるため、グーグルから正しいリンクとして見られず、評価はまったくないと考えてください。
ただ、質問側、回答側のどちらもURLを記述する事自体は可能なので、クリックするとリンク先サイトに飛びます。なので質問投稿サイト内でのキーワードの需要にもよりますが、直接アクセスとしての集客効果はわずかですが期待できます。
しかし、この場合はマナーを守って対策して下さい。つぎの画像はYahoo!知恵袋で投稿された質問ですが、このやり方はマナー違反であり人間性を疑います。質問者が自分のサイトについて「虚偽の投稿」でURLを貼るという手法です。
この質問者は初心者になりすまして質問を投稿するという完全なマナー違反でSEO対策をしています。見ているこちらが恥ずかしくなるくらいです。私はこの質問をされた方を知っています。情報商材のアフィリエイターでSEOについてのブログを運営し相当稼いでいた人です。もちろんシリウスなどの作成ソフトもアフィリエイトしていた経歴があります。
その人が自分のサイトを2っ持ち出し質問投稿でURLを記述した上で、自分が作成したサイトであるのにもかかわらずトップに戻るボタンの付け方に対して質問しているのです。投稿した質問者はサイト作成ツールやアフィリエイト、物販に関するブログをいくつも運営している程の人であり、自分が作成したサイトなので、当然その答えは解っています。
URLを乗せたいがために、初心者のフリをし、回答者を騙して質問している訳です。
回答者さんは誠実にご回答されています。このような回答を見て、この質問者はいったい何を思うのでしょう。私は実は2014年に、この質問者の運営するブログからツールを購入しています。知識を信用しての購入でしたが、その信用は失墜しました。そしてこのような事を平気でできる人は、ほとんどの場合掲示板などで炎上しネット上に形跡を残します。
案の定、5ちゃんねる上のネガティブな噂として名指しで単独スレが数種類立ち上がり、信用を失い、この質問者のメインのブログは現在更新されていません。質問者は事実上、メインサイトからの莫大な収入をほぼ失ったはずです。
もし、この質問者がSEOのために投稿するならば、姑息な詐欺的手段ではなく、その知識を生かして回答する側に立つべきだったと思います。そして質問には紳士に回答し、必要があるならば正直に自分のサイトであることを伝えた上でURLを貼るべきです。お勧めはできませんが、SEOで投稿サイトを利用するならこれが正当な手法であったと思います。
質問サイトではその投稿内容がカテゴリーで細かく絞られるとはいえ、膨大な数の投稿の中で上記のような事実を、私自身が意識して探すまでもなく、簡単に見つけているのです。ネット上では悪い事がしやすく見つかりやすいのだと思います。SEOは人の役に立つ為に作業するという意識が無ければ、最終的にそのSEOはマイナスに傾く事は間違いないです。
SEOで姑息な手段は逆効果!
サテライトサイトは自作被リンクをメインサイトに送るために制作します。そのサテライトサイト自体の評価を上げるために孫サイトを作成し、そこからサテライトサイトに向けて自演リンクを送る事をワンクッションリンクと言います。
このようなサイト群は、より高いグーグルジュースをメインサイトに渡す為に構築します。それぞれのサイトを関連性のあるキーワードで繋ぐ事により、SEOで有利であるという理由から、施策されているサイト作成者の方は多いと思います。
下記はあくまでも個人店舗で小規模サイトをご自身で運営している場合の私の意見です。SEO対策をサービスとしている会社の勧誘で、サテライトサイトの構築をむやみに勧める営業もありますので注意喚起のため掲載しておきます。
私はサテライトサイト構築による、被リンクSEO施策の手法に対して、理解しがたい大きな疑問を感じています。サテライトサイト群を有効な被リンクを付けるための手法として制作するなら、IPアドレスを分散させるため、サーバーをいくつも契約して、文体を変え、グーグルに対して被リンクが自作自演である事を隠蔽する必要があります。
そして、高いグーグルジュースをメインサイトに渡すには、子サイト、孫サイトもグーグルから高い評価を受ける必要があるため、構築には時間と手間が相当かかるでしょう。費用的にもそのサイト群の数だけドメインも必要になります。
自演リンクである事を隠蔽せず堂々とサテライトサイトを構築するなら、なおさら全てのサイトのクオリティを上げる必要があります。このように時間と費用をかけて、サイト群を作成するくらいなら、それらのサイト群をひとつひとつのカテゴリーとして、メインサイトに組み込んだほうが、よほどSEOの効果としては高いものになるのではないかと思うのです。
被リンクのためのサイトを、すべてメインサイトに融合させるって事です。その方がサイトのページ数は増え、サイト構成のボリュームも大きくなり、より有益なサイトとしてグーグルに評価されるのではないかと言う事です。
その結果として自然被リンクの数が増える事により、検索順位を上げる事の方が、SEO対策としては有効ではないかと考える訳です。自作自演被リンクであるとグーグルに認識された場合で、それがランキングを操作する故意的な行為であると判断されると、そのリンクは無いものと同じ扱いを受けます。逆に評価を落とすこともあるのです。
そのようなリスクを犯してまでなぜ、サテライトリンクに頼るのか理解できません。
SEO会社などで、適当にサイト群を構築し、そのサイトの使いまわしでクライアントのサイトにリンクを送ったりするような、詐欺的なSEOもあります。そのような場合を除いて、自身の力で被リンク獲得のために、複数のサイトを作成し、その作業に労力を使う人は、何かSEOに対する根本的な理解の受け取り方を間違っているような気がします。
このような事から個人店舗ではひとつのサイトに全力を尽くす事の方がSEOでは有効だと感じています。
SEO対策はムダに労力を分散させるな!
店舗、企業サイトでフッターやサイドバー、またメインコンテンツのすべてのページで地名をズラっと並べて記述されているのをよく見ますが、このような地域名の羅列だけでは、地名のキーワードで検索されるために有効であると言えません。特に個人店舗では地名を含めた複合キーワードで検索される事が集客で重要になるので効果的な施策が必要です。
地域名で検索表示させるには地名をキーワードとして扱う必要がありますが、グーグルが一番重要視しているキーワードの場所はサイトタイトルなので、サイト名自体に地域名を含め、地域に関連するキーワードも記述する事は有効です。
サイトタイトルには必ず地域名を入れる
上記の方法を組み合わせて利用することで、特定の都道府県や地域名に関連する検索での表示を最適化することができます。ただし、コンテンツ内にキーワードを詰め込み過ぎる事による「キーワードスタッフィング」や不自然な方法で地域名を強調、羅列することは避けて自然な表示で情報をユーザーに提供することが重要になります。
営業所が複数ある場合は、各営業所ごとに上記の事項をリストや枠でまとめて記述します。また、住所以外の地名を記述したい場合は、「営業範囲」として地名、地区を並べて記述します。但しこの羅列はサイドバーなどで一箇所とします。
学習塾、美容院、整骨院などの個人経営の店舗では、サイトタイトルに地域名を記述する事で、割と簡単に地域名検索で検索表示させる事ができます。作業としてまずは、営業所の住所と共に、営業範囲に関連する地域ワードを書き出します。
県名、府名、市名、区名、最寄の駅名、バス停など、この書き出したキーワードで文章を作成するのが一番効果的です。この際、ある「市内」だけが営業範囲になっている場合は、都道府県名を記述する必要はありません。
検索者が店舗検索で都道府県名まで検索で打ちこむ事は稀だからです。
例えば、北海道には179の市町村がありますが、「札幌市の北区新川西3条5丁目」に店舗がある場合「北海道」と言うような広い範囲のキーワードは不要です。検索者は札幌市から下の範囲で地名検索される事が予想され、北海道と記述する事に有効性はありません。キーワードはより小さく絞ったほうがSEOでは有効である事の方が多いです。
極端に言えば、個人店舗サイトに「日本国」というキーワードは無駄です。
記述のコツとしては、ご自身の店舗や営業範囲をひとくくりする「一番上の単位である地域名以下」をキーワードにする。これがSEO上合理的であり基本的な考え方で、業種によっては駅名だけの記述の方が効果的な場合もあります。地域名によるターゲットの範囲を小さくするほど、濃いキーワードとして検索では表示されやすくなります。
地名検索で表示されるには、地名キーワードとしての理由、根拠が明確であるほうが、検索で有利になるため、地名キーワードの前後の文章が重要になります。このような事が理由でサイドバーなどで地名をリストで羅列するより、コンテンツ内で地名をキーワードとして関連する文章を記述する方が効果的であると言えるのです。
まずタイトルやH1には、営業の中心となる地域を記載します。この場合、「他のページ」と地名を重複させても意味がありません。次にトップページの記事中に、タイトルやH1で使用した地域名や地域に関連した文章を作成します。
タイトルに記述できなかった「駅名」などの関連キーワードは、タイトルとH1に重複させる事なく他のページに分散させます。このようにグーグルにアピールした方が、そのワードが濃くなり、地名複合検索では有利になります。
前述したようにあくまでも、地名検索されるためには地名をキーワードとして記述する事が一番有効なので、リストや羅列ではなく、タイトルと関連させた上で文章中に取り入れる事を優先して下さい。特に個人店舗では、どこまでの範囲で、誰が、どのような交通機関を使って来店するのかを、取り扱う商品と同じくらいのレベルで塾考する必要があります。
この地名キーワードの選定が、アクセス数にかなり影響します。地域キーワードを広くして合計数が小さいなら、狭くして数を取りにいくと言う感覚です。このような絞ると言う手法は「地域」だけでなく「サービス」に対しても使えます。
アルゴリズムはただ単に並んでいる単語には興味なし!