個人経営の店舗用ホームページを新規でアップロードする場合では、記事が数十ページも必要になる事はまずありません。
新規店舗でのホームページ運営の初期段階では、それほど多くのページを埋めるカテゴリー数、記事ネタが無い事がほとんどです。次のように、これから新たに事業を始められる方の店舗用ホームページの「サイト構成」としては、最上階層でトップページを含め6ページもあれば基本的な情報はすべて掲載することができます。
店舗サイトで必須の基本情報
いつ、どこで、誰に、どんなサービスを、いくらで、提供しているのか?
グローバルメニューの例
小規模の6ページ程度のホームページであってもホームページ作成会社に依頼すると結構な金額になります。低価格を謳っている会社もありますが、トップページ以下全6ページの作成として、スマホ対応のレスポンシブウェブであれば、6万円から10万円はかかることでしょう。私もサイト作成の依頼を受けていて、金額は6ページで税込55,000円で提供しています。
月々の管理費は更新やページの追加を込みにして3,000円に設定していますが、これは諸費用を考慮するとギリギリで運営を維持できる最低金額です。それではホームページ作成会社に作成を依頼した場合の平均的な作成料金はいくらぐらいになるでしょう。作成依頼で発生する料金は大きく次の4っに分かれます。
ホームページ作成料金/その他費用
作業 | 10年間の費用 | 月々の費用 |
---|---|---|
新規ホームページ作成料6ページ |
5万円〜(初期費用) | ーーー |
月々の管理更新費 [ドメイン、サーバー管理] |
103万円 | 8,600円〜 |
新しいページ、コンテンツの追加SEO対策費、画像/文章の更新 |
72万円 | 6,000円〜 |
合計 |
180万円 | 14,600円〜 |
安価な作成費を設定しているホームページ作成会社でも、10年間で180万円は経費として必要になります。
その他の費用として動画の掲載やコンテンツの追加、SNSとの連携等がありますが、これらを作成会社に依頼すると必ず追加料金が発生します。またホームページ作成会社としては、利益を上げるためにSEO対策と称して色々な営業を仕掛けてきます。このような提案はホームページのデザイン面やアクセス数が関係するので提案を断りきれないことが多いです。
グーグルの度重なるアルゴリズムの変更などで、ホームページを最適な状態に維持するために、月6,000円程度は必要経費として考える必要があると試算しています。また「ホームページ作成会社」などで検索すると、格安で初期の制作料金を設定している場合や無料を謳っている会社もあります。しかしこのような会社は初期費用が安いだけです。
結局ホームページの運用期間を10年とすると結果的に安いとは言えない金額になってしまうのが現状です。先ほどご紹介しましたが下記URLが私のホームページ作成提供でアップしているサイトです。初期ホームページ作成料金が55,000円、月々の管理費が3,000円になっていますが、このような格安料金で試算したとしても10年で40万円を超えてしまいます。
自分でホームページを作成した場合に、10年間でどれぐらいの経費が必要か算出してみます。
まずホームページ作成で絶対に必要になるのがホームページ作成ソフトです。私はホームページ作成提供の仕事でもシリウス2を使っていますが、今まで100件以上の依頼を受け、現在では40件以上の様々な業種の会社のホームページを管理していて、その中には公共機関や病院なども含まれます。
これは十分サイト作成ソフトシリウス2のデザインや機能が受け入れられていて、SEO対策の面でも満足して頂けていると言う事です。そしてこのサイト作成シリウス2が28,800円です。
ドメイン取得では代表的な .com .Info .net など、トップレベルドメインの1年目の費用が500円程度、2年目以降は1,700円程度で1年間ごとの更新で利用することになります。計算すると10年間でのドメインだけでの経費は17,000円程度です。
次に必要になるのがレンタルサーバーですが、月々150円以内で契約することができます。現在この程度の金額でも問い合わせフォームに必要なPHPが使え、通信速度も速く、十分な容量でトラブルが少ないサーバーをレンタルできます。
私の場合はマルチドメインで多くのドメインを運用しているため、さくらサーバーのスタンダードプランを利用していますが、それでも月々の支払いは550円です。本来店舗用のホームページを自作する場合、後にブログなどを運営すると考えても、多くて3っか4っのホームページを持つくらいです。この程度の運営ですと月々128円でレンタルすることができます。
さくらレンタルサーバーではこのような格安のプランでも店舗サイトの運営でしたら機能的に十分満足できます。そしてこのプランで計算するとレンタルサーバーの10年間の総経費は初期設定を含めても、16,000円程度でおさえられます。
費用 | 10年間の費用 | 一か月換算 |
---|---|---|
作成ソフト | 28,800円 | 240円 |
ドメイン | 17,000円 | 142円 |
レンタルサーバー | 15,400円 | 128円 |
合計 | 61,200円 | 510円 |
以上のように自分でホームページを作成して運用した場合、総経費は作成ソフトを含めて10年間で60,000円なので、これを月換算すると500円程度です。格安の作成会社に依頼した場合と比較すると約1/30の費用になることがわかります。
自分でホームページを運営した場合では自分のタイミングでホームページを更新できますし、作成会社との意見の食い違いや費用面でのトラブルも発生しません。また自作ホームページでは自分で画像を加工する必要はありますが、当サイトでもご紹介している通り、ホームページ作成に付随する必要なソフトはネット上に無料で出揃っています。
このような事を考えると自作ホームページのデメリットは、「時間」この一点になります。しかしこれは皆さんが想像する1/10の労力だと考えて頂いて結構です。使い方なども現在のソフトはインターネット上でメーカーの解説書を見れますし、私も当サイトで「よくある質問」や「ソフトの使い方」「カスタマイズの方法」などをお伝えしています。
サイト作成ソフトシリウス2などの有名なソフトであれば、使い方は動画でも検索表示されます。
あと、どのくらいの期間で使いこなせるようになるかということなのですが、新たに店舗を立ち上げられている方々はお忙しいとは思いますが、集中して1日1時間か2時間程度ソフトを触っていれば、1ヵ月ぐらいである程度の形はできます。
また自分でホームページを作れるようになると、ネットビジネスにも挑戦できます。インターネットで可能なビジネスはあらゆるカテゴリーで用意されていて、ホームページを作成できれば、資金はほぼゼロで開業できます。アフィリエイトでは1日1〜2時間の労力で30万円以上、そして作成技術を向上する事により、それ以上の収入も期待できます。
実際私は本業の建築サイトを自作して、なおかつ副業で7,000万円以上稼いでいます。今からの時代ひとつの業種に頼って、それ一本で一生食い繋ぐっていうのは難しくなってきています。ホームページを作成できるという技術は今後必ずビジネスをしていく上でプラスになります。是非ご自身の力でホームページを作成されることをお勧めします。
自分でホームページを作成することの意義
ホームページ作成は、構成、文章作成、デザイン、コンテンツ管理など多くのスキルが必要で、自分でホームページを作成することは、これらのスキルが向上します。また、これらのスキルは今後のキャリアや趣味にも役立ちます。
作成業者に依頼する場合、制作と運営にかかるコストが高額になる事がありますが、自作することで、これらのコストを大幅に削減できます。特に個人の小規模店舗の場合、自作ホームページは費用対効果が最も高い選択肢となります。
自作ホームページでは、デザイン、コンテンツ構成、文章作成など全ての要素を自分のペースで作業する事になります。業者に頼る場合でも、結局資料は自作する必要があり、その要望を伝えるためのコミュニケーションや変更依頼に時間と手間がかかることが多いです。
ホームページは必要な情報を常に最新に保つことが重要になりますが、自分で作成したホームページでは、必要と感じたときにタイムリーに更新や修正を行えます。業者に頼る場合では、更新に時間がかかり、また変更を伝えるための作業が負担になります。
自分でホームページを作成することは、自身のアイデアや独創性を発揮するチャンスでもあり、デザインやコンテンツは自分の判断と納得で作業を進める事ができます。特にこれからは動画作成にも挑戦する事をお勧めします。
ホームページ作成は学びの機会でもあります。新しい技術やツールを習得し、問題解決能力を向上させることができます。これにより自己成長を達成することができ、新たなビジネスに挑戦できるようになります。