SEO対策実践編 プラス6項目

SEO対策実践編 プラス6項目

その他のSEO上の注意事項-6項目


隠しテキスト「同色フォント・極小フォントサイズ」

コントラスト比は、テキスト色と背景色のコントラストの度合いを表すもので、W3Cの基準で評価されます。色覚異常の方でも文章が読みやすいように、色相彩度の指標だけに頼らない方法でコントラスト比を適切に保つ事も重要です。


コントラスト比は背景色と情報の色の差を 1から21 で示します。

文字ポイント-21pt以下

  • AAA・・・高いレベル「7 : 1」
  • AA・・・・最低限「4.5 : 1」


コントラスト比を調べる
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あなたのサイトの色を抽出するグーグルツール
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サイトの背景色色相・明度が類似している場合、または全く同じ場合はブラウザでは非常に文字が読みにくくなるか、同化してテキストが消えます。通常ではこのようなフォント色を使う事はないと思います。しかし大量のキーワードを隠してサイトに埋め込むため、故意にテキストを背景と同色にするというスパム的なSEO対策が横行していました。


また、キーワードを大量に羅列するため、フォントサイズを極限まで小さくするという行為も発生し、このようなスパムに対応するためグーグルは、テキストと背景のコントラスト、フォントサイズをサイトの価値を判断する指標としています。


それに加えて、現在では携帯端末が普及したため、フォントサイズはグーグルのモバイルフレンドリーテストの重要な指標となり、小さい文字は読みにくく、またリンクテキストはタップしにくいという理由から改善を要求されます。


デザインに懲り背景色や文字色変更する場合は念のため上記のツールでチェックしてみて下さい。コントラストはテキストの大きさ、太さによってその値は変化します。基本的に背景は白、文字は黒の場合、コントラスト比21で、高いレベル[AAA]となります。記事タイトルなどで、文字色を変更する場合にも確認して下さい。


テキストはユーザーが閲覧しやすい環境でデザインせよ!


プロバイダー系のサーバー

サーバーの件は 内部SEOの「国内サーバーの利用 で解説していますが、このコンテンツではサーバーのトラブルで当サイトによくお問い合わせがあるプロバイダー系のサーバーに絞ってお伝えします。プロバイダー系はインターネットサービスプロバイダーが正式な名前ですが、インターネット接続サービス会社の事です。


eo光、@nifty、OCN、So-net、NTTぷらら、などの会社が、サーバーのレンタルスペースを貸し出しているサービスを、プロバイダー系のサーバーと呼ばれます。NTTの「ぷらら」はその代表であり、当サイトではこのサーバーに関するトラブルやご相談のお問い合わせが、一番件数が多くなっています。


NTTの「ぷらら」ではサーバーの一部のサービスが終了し乗り換えを強いられています。


プロバイダー系のサーバーはネット接続サービスの提供が本業であるため、サーバーの容量が小さい、転送が遅い、トラブルが多いという、サイト運営で致命的なデメリットが多くあります。本格的なレンタルサーバーの例では、さくらインターネット、Xサーバーなどがありますが、これらの会社はサーバーを貸し出す事が本業で料金も格安です。


私がお勧めしているさくらレンタルサーバーは利用料金が月々の支払いで約130円程度。


また、プロバイダー系のサーバーは、メールアドレスの取得制限や、CGI/PHPのようなスクリプト言語などのWebツールに満足出来ないと言う欠点がありますが、一番のデメリットはサーバーの負荷が高く、レスポンスが遅いという事です。


サーバーの負荷が高いと閲覧者の使い勝手に直接影響し、グーグルのクローラーの動きを左右します。


クローラーがサイト内を巡回する事自体が、サーバーに負荷をかけている事とあわせて、サーバーの負荷が高い状態では、クローラーがサーバーにアクセス出来ず、サイトの規模によってはインデックスされないと言う自体も発生します。


もともとクローラーはサーバーの反応が遅いとクロールを見送る性質があります。


このような事が理由で私はプロバイダー系のサーバーをお勧めしません。しかしサイト作成においてレンタルサーバー専門の会社と契約し、サイトをアップロードするためには、ネット環境が必要なので、プロバイダーとの契約は必要です。


結論としては、プロバイダーとネット接続契約したからといってプロバイダーではサーバーを契約せず、サーバーはサーバー専門の会社とレンタル契約するべきだと言う事です。このあたりは初心者さんには解りにくいと思いますが、このシステムの使い方がサイトの運用費も安く、快適に使えて、またSEO対策としても有効であると言う事です。


システム構築の第一歩を間違えるな!


文字の装飾過多とBGM

文字装飾過多のデメリット

私のサイトにもこの傾向がありますが、「文字の装飾過多」はあまりお勧めできません。クローラーの巡回はスッキリとしたソースタグを好みます。例として早く走るには、障害物がある道よりも無いの方が有利です。それと一緒で文字装飾の度が過ぎるとソースが長くなり、それが障害物となって、クロール速度に影響を与えます。


適切な文字装飾は閲覧者が読みやすい文章になり、クローラーもテキストを捉えやすくなります。その度合いを最適化する事がSEOに繋がると言う事です。シリウス2でも文字装飾のコマンドが多く、つい過度な装飾になりがちです。


もともと太文字 [strong] はクローラーにそのテキストが重要なキーワードである事を伝えるタグでしたが、スパムが横行した為に、視覚的には太文字になりますが、現在ではキーワードを指示するタグとして認識されていません。


このような事から、文字装飾自体は基本的にSEO対策とは無関係です。しかしユーザーが文字装飾によって読みやすい文章になるという意味では、ユーザビリティを指標とするSEO対策では多少有利になると言えます。


その他の文字装飾

流れる文字点滅文字があります。
このような流れる文字も使い過ぎに注意し、ユーザーの閲覧の邪魔にならなければ問題ないです。


また、ユーザーがサイトを開いた瞬間に、自動で音楽動画が流れたり、効果音が鳴ったりする演出は、止めた方が良いです。これはユーザーが予期しないブラウザ上の動作に悪意を持つからです。ユーザー自身がクリックなどの意思を示した場合にのみ動作を許可するようにするか、またはあらかじめ動作を予告するのが基本です。


最後に、テキスト青文字下線はリンクだけにして下さい。ユーザーがリンクテキストと認識したテキストが、クリックしてリンクでない場合のイライラ感は想像できます。文字装飾は閲覧者目線に基づいた施策を心がけてください。


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サイトデザインは静的である事が基本!


問合せフォームの不備

サイトの最終目的はコンバージョンで、ユーザーにお問合せフォームからコンタクトを取って頂く事です。スムーズに問い合わせページに誘導し、如何にフォームに入力して送信するという「決断」をしてもらうかがポイントです。


グローバルメニューに「お問い合わせページ」へのメニューリンクを設置するのは定石ですが、いきなりこのメニューリンクからお問い合わせや申込みをするケースはまず考えられません。一番重要なページは「お問い合わせページ」の「前」にユーザーが閲覧するページ、つまり「お問い合わせページ」へのリンクを貼ったページです。


そして、「お問い合わせページ」へのリンクのクリック率は、そのリンクを貼ったページのコンテンツが如何に魅力的であるかと言う事と、リンクまわりのテキストやデザインが影響します。このような一連の流れをサイト構成でスムーズに演出し、ユーザーに対して実際に問い合わせという行動を決断してもらえるように工夫する事が重要です。


また、フォーム自体の記入の煩わしさから、送信のクリックまで至らないケースも何割か発生しているはずです。ユーザーは邪魔くさい事が大嫌いです。なので、入力フォームは最低限の項目に絞り、スッキリさせる事がコツです。


ユーザーによってお問い合わせの本気度が違うはずでフォームのエリア数にも工夫が必要です。


氏名とアドレス、問い合わせ内容の3っのエリアで十分な場合と、ホットなユーザーで電話番号や住所その他の詳細な情報を記入するエリアも含めた方が有効な場合があります。また、業種によっては2っのフォームを両方設置する事でコンバージョン率があがり、またユーザーを本気度で選別する事ができ、問い合わせへの対応もスムーズになります。


2っのフォームを設置した方が良い例

下記画像は、私が作成したバス会社のサイトの「お問い合わせフォーム」です。このフォームは利用の目的から出発日時まで詳細に記入するようになっています。このフォームは「お問い合わせ」と言うより「申し込み」に近いです。


お問い合わせフォーム


しかし、上記のフォームは入力エリアが多く、ユーザーは記入するだけで疲れを感じます。そこで、もうひとつ問い合わせのみの簡単なフォームを設置し、一旦コンタクトが気軽にとれるようにしてユーザーの負担を少なくするという事です。


お問い合わせフォーム


いきなり電話で問い合わせるのは敷居が高かったり、躊躇してしまうものです。元々お問い合わせフォームは、このような事を回避するための技術です。そして、さらにユーザーに対して行動を起こしやすくするために、フォームを2段階にして設置し、ワンクッションおくという事は、心理的に有効だと考えられます。


下記画像のように、グローバルメニーも、@簡単お問い合わせ A詳細お問い合わせのように、それぞれ個別の単独メニューで配置します。このサイトの場合では解析の結果「@のクリック率はAの7.5倍」になりました。



SEOとはサイトを上位表示させ、アクセスをいかに多くするかと言う対策です。しかし、少ないアクセスでも多くの反応を得るという対策を、同時に考慮してサイトを作成する事が、実際の売り上げを高くするための実質的なSEOなのです。


フォームを送信するユーザーの心理を考慮せよ!


新着情報の日付

サイトの業種や分野にもよりますが、更新頻度が低く「新着情報の日付」が古いと、信頼度の面から、ユーザーにあまり良い印象を与えないと考えられます。極端な例ですが、飲食店など店舗系サイトでの新着情報が、去年の年末の休業のお知らせだけと言うのは新鮮さがなく、いかにもサイトに怪しい雰囲気を感じさせます。


企業サイトの例では、建築業で新築工事の実績や、リフォーム会社の施工例は、そのお客様にサイトへの掲載の許可を得る必要があり、なかなか実績のすべてを掲載できません。この場合は時系列の工事新着情報ではなく、施工例を並べたページを単独で作成し、日付けを掲載せずに単に実績ページとしてサイトを更新した方が良いと考えています。


またトップページに「日付け付きリスト」で、施工新着情報をリンクにして掲載する事が多いですが、掲載可能な施工件数が少ない場合は、日付け無しにした方が信頼性を得られます。業種にもよりますが、実際あなたのサイトではどのようにするべきか判断して下さい。頻繁な更新が必要ない、または出来ないサイトは更新情報を記述しないほうが良いです。


サイトの鮮度を落とすな!


サイトの被リンクチェック

ここまで有効な外部SEO対策について解説してきましたが、やはり検索上位をGETするためには、被リンクによる影響が絶大なのは間違いありませんし、またその品質も問われます。グーグルサーチコンソールではドメイン、ページごとに被リンクされている数、サイトURLなどを確認する事で、あなたのサイトの被リンク解析ができます。


サーチコンソール > サマリー > リンク [サイドバー左下]

サーチコンソールサイトへのリンク


このツールでは被リンクを確認する事ができますが、そのリンクの有効性については解りません。しかしグーグルは被リンクの質を重視しますので、このツールでの作業としては、スパムサイトからの被リンクを否認する事が主になります。


サイト規模が大きくなり、検索順位が上がるほど、このチェックは必須になります。ライバルサイトがスパムサイトを使って、あなたのサイトの順位を下げる為に、悪意のあるサイトからスパムリンクを送る可能性があるからです。そのような事がなくてもアダルトサイトや風俗サイト、リンク集サイトからのリンクは被リンク否認申請するようにして下さい。


被リンク否認申請は、サーチコンソールから被リンクリストファイルを入手し、その被リンクリストから否認したい被リンクURLだけを残し、そのファイルをグーグルに送信します。スパムリンクであるか否かは自分で判断する必要があります。


被リンクをチェックせよ!


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