ホームページの集客にはコンバージョンに誘うコツが存在します。このコツは訪問者さんの心理が関係する重要な事項であり、今回「サービスの流れのページ」のコンテンツを使って解説します。
ホームページを作成して最初の1件の「お問い合わせ」があったとします。これは訪問者さんの信頼を得られたからであり、ホームページとしては、かなり完成度が高いはずです。
なぜ「完成度が高い」かと言いますと、訪問者さんに「お問い合わせ」という行動をさせたという事で、人が行動を起こすまでのすべての過程をホームページ上でクリアしているからです。ある1人の人間から信頼を得られたって事は、ほとんどの人から信頼を得られるはずです。そのようなすばらしいホームページに仕上がっているという事です。
信頼されていると言う理由は、「お問い合わせ」をすると言う行動が、実はホームページ上で、ほとんどの疑問が解決されていて、「その内容を信頼しているから」と考えてよいからです。訪問者さんはその上で、「確かめるため」のお問い合わせをする事が多いのです。お問い合わせには「背中を押してもらいたい」という意味あいが強いと言う事です。
もっと心理的な事から突っ込みますと、業種にもよりますが、訪問者さんは疑問があるからお問い合わせをするのではなく、疑問を解決してくれたホームページだからこそ、信頼してコンタクトに踏み切ったって事になります。
なので、お客様の立場からすると「もうこのホームページの会社のサービスを受ける」と決断してのお問い合わせである確立が非常に高く、すでにホームページのサービス内容に納得しているわけです。
すべてが当てはまる訳ではありませんが、私の経験ではお問い合わせの内容自体に関しては、失礼な言い方ですが、「たわいもない話」がほとんどです。このような事からホームページ作成では、あらゆる角度から「有益な情報」を発信し、キーワードで訪れた訪問者さんの疑問や悩みをすべて解決していることが理想です。
ホームページを作成している本人は、自分のビジネスなので、その業務内容やサービス、またホームページの構成はすべて解っています。しかし実際お客さんの立場、気持ちになって記事を書かないと、「疑問が残るホームページ」になってしまいます。
自分の納得ではなく、初めてホームページを開いた訪問者さんが使いやすいか?解りやすいか?が重要なので、そのあたりを常に意識しながらコンテンツを作成する必要があります。
例えば塾のホームページを作成するとして、アピールポイントが「無料の体験学習」というサービスだったとします。この場合に訪問者さんが疑問を持つ情報を考え見て下さい。
サービス期間はいつまで?学年は?教科は?校区は?持ち物は?何日間?
申し込み方法は?
上記のように最低このくらいの事は考えられます。疑問=訪問者さんに必要な情報です。なのでどんどん「情報」を書き出して「無料の体験学習」というコンテンツに対して漏れがないようにし、かつ誰にでも解りやすい内容でまとめます。
お問い合わせをする方は、「無料の体験学習」というサービスのコンテンツの内容に納得し、また先ほど書きましたように、ホームページ上でその他の疑問もほとんど解決しているのです。
解決している事が訪問者さんを、問い合わせに導いていると考えて下さい。
「すいませ〜ん、うちの子は○○小学校に通う、3年生の女の子なのですが、算数が苦手です。無料の体験学習を受けた方がよいのでしょうか〜」
お任せ下さい!「無料の体験学習」の手続き等のご説明と今後の予定のご案内をさせて頂きますので、一度塾の方へお子様と一緒にお越し下さい。
ご都合のよい日と時間を教えて頂けますか?
ホームページ上で「すべてOK」なのを確認したからこそ、あえてお問い合わせフォームから質問して確認している場合は、この時すでにお客さんはクロージングを待っています。
これが理想的なコンバージョンの発生で、ホームページの目標であると言えます。訪問者さんのために、お問い合わせしやすい環境を作ることがホームページでは重要です。その環境作りがホームページ作成においては、信頼性、有益な情報の量、オリジナリティ、コンテンツの見やすさ、使いやすさ、デザイン、であるって事です。
これらをすべて含めてグーグルではユーザビリティと呼びます。
例えば今回の例の塾の場合の「信頼性」については、
などが挙げられます。
その中でも「先生・講師」については、
など「細分化」されていきます。このような事も有益な情報のひとつです。
よく塾の講師で顔写真を掲載するのを嫌がられる方がおられます。しかしよく考えて下さい。自分の子供を預けるのに、「先生・講師」がどんな顏の人か解らないより、解っていた方が良いに決まってますよね。顔写真が無ければ、ネット上に顏を晒したくないの?と感じます。
なので、「顔写真がある」これは有益な情報なのです。
このように、すべての項目をどれだけ掘り下げて解説されていて、尚且つ見やすく、わかりやすいホームページであるかどうかがコンバージョンに影響します。
コンテンツ作成の確認事項
業種によっては、サービスや申し込みに至るまでの過程を、フローチャートにして表示しほうが解りやすいです。建築業、法律関係事務所、教育関係のホームページなどでは鉄板になっています。
フローチャート(流れ)が完成したら、その直下などに、問い合わせフォームにリンクするバナーなどを設置します。このバナー作成では5W1Hが基本になります。
「いつ、どこから、どのように、何を、どうする」のかを一目で解るようにするのが理想です。
よくTVショッピングでありますよね!
お電話今すぐ!フリーダイアル○○○-○○○-○○○からお申し込み受付け中!
番組終了後30分までにお電話いただいた方にプレゼント!
このような文言がリンク画像テキストの基本になっています。人の背中を押すための鉄板のテクニックで、よくページの最下部に設置されているのを見かけます。
このようなリンク画像の例としてグーグル画像検索で、「お申し込みはコチラ」でググってみて下さい。オリジナルのバナーを作成するときの参考になると思います。
シリウス2の場合「パーツ」と呼ばれる機能の中にフローチャートを瞬時に作成できるエディターが装備されています。デザインもカスタマイズできるので、ホームページ作成初心者さんでも数クリックでフローチャートを設置できます。
挿入されるタグ
<div class="point1">お申し込みの流れ</div>
ポイント1を利用する事で下記のような表示になります。利用しているテンプレートによって表示は変わります。この数字は1から10まで用意されていて、ポイントを一括で挿入する事もできます。
私もよく利用する機能で、フローチャートでは重宝します。
通常枠をならべて、矢印画像などを設置します。
お申し込みの流れ-1
お申し込みの流れ-2
お申し込みの流れ-3
矢印画像はダウンロードできますし、設置方法も動画で解説されています。
目的を明確にする
フローチャートの目的を明確にし、「何を伝えたいのか」を把握してからデザインを開始しましょう。
フローチャートはシンプルで分かりやすいデザインが重要です。複雑なデザインは混乱を招きます。
一般的にはプロセスを表すためには長方形を、決定を表すためにはダイヤモンドを、開始・終了を表すためには楕円形を使用する事が多いのですが、これに拘る事なくそれぞれの作成ソフトの利点を生かす事が肝心です。
同様のプロセスや決定には同じ形状と色を使用して、一貫性を保ちましょう。
フローチャートの要素を適切に配置し、視覚的な整合性を保ちましょう。プロセスは上から下に、決定は左から右に進むように配置することが一般的です。
各要素に説明テキストを追加して、読者が内容を理解しやすくしましょう。
プロセスの流れを示すために直線や矢印を使用し、線のルーティングを整理して混乱を避けましょう。
カラーコーディネーションは重要ですが、過度なカラーの使用は分散を招くことがあるので注意が必要です。
フォントは読みやすさに大きな影響を与えます。シンプルで読みやすいフォントを選びましょう。
フローチャートが完成したら、他の人に見せてフィードバックを受けたり、実際に使用する前にプレビューし、誤りを確認しましょう。
フローチャートはプロジェクトが進行するにつれて変更が必要になることがあります。バージョン管理を行い、変更点を記録しておきましょう。
以上のコツと注意点に従うことで、綺麗で見やすいフローチャートを効果的に作成できます。読者が迅速に理解できるようにデザインに工夫を凝らしましょう。