初めてホームページを作成した場合、更新せずに放置していては、お問い合わせはほぼ無いと考えられ、売り上げも伸びません。コンバージョンさせなければ作成した意味がありません。一発で完全なホームページは作成できないものです。
ホームページは検証して改善し、また継続して更新していく事が必要です。
まず、更新の作業するにあたって、検索上位表示されている競争相手のホームページの状態を知る事から始めます。次に、自分のホームページの流入キーワードや検索順位を正確に把握するための必要な作業を実施して下さい。
リアルでの集客では新聞のチラシなどでも、ホームページ作成と同じようにデザインや構成の必要があり、さらに折り込み費が発生し、完成まで相当な時間と手間がかかります。それに比べホームページ作成を覚えたあなたは、年間2,000円ほどの経費で、24時間集客できるのです。それにホームページという広告は自由に内容を書き換える事ができます。
しかしホームページで有効に集客するためには、マーケティングが必要です。本来マーケティングはホームページが完成してからではなく、作成スタート時点のホームページの「構成やキーワード」を決める事がすでにマーケティングなのです。
初めてホームページを作成した場合、完成しても完璧なホームページである事は皆無に近く、今後の目標はユーザーに検索してもらうための作業が必要になります。ネット上での集客はキーワードによるマーケティングがすべてで、完成したホームページに流入した訪問者がどのようなキーワードで検索したかを解析ツールを使って検証する必要があります。
この結果で今後記事を追加するためのコンテンツや、古くなった記事の更新の内容を考慮していく事になります。ここまでの作業でビジネスサイトの基本的な必要ページについてはある程度の形になったはずですが、今後は競合サイトがどのような施策を施しているのかも参考にしていくのです。インターネット上でのマーケティングは、「マネ」して良いのです。
もちろんコピーではなく、良い意味での模倣です。ホームページはブラウザ上で「右クリック、ソースの表示」で、キーワード、HTMLソースが丸裸になります。同業種で上位表示されているホームページがどのように作られているかが手に取って見えると言う事です。このように他社のホームページを参考にすると言う事もマーケティングのひとつです。
マーケティングでコンバージョンと言う結果を達成するためには現時点での自分の作成したホームページの状況を正確に把握する必要があります。そして今後売り上げにつながるよう、ホームページをレベルアップするために更新していきます。
ホームページ完成直後は最低限の必要ページによる構成で、キーワードも少なく、訪問者数が伸びない事にショックをうけるかもしれませんが、現在検索結果1位で表示されているホームページも初めはあなたと同じなのです。
当サイトもアップロード直後の訪問者数は1週間累計で24人でした。
目標とするホームページや参考になるホームページが見つかったら、そのホームページの規模を調べる事ができます。グーグルの検索窓に [site:] と記述し、そのあとにURLまたはドメインを続けて記述して検索すると、そのホームページのタイトルが全て検索表示され、その表示されたタイトルでキーワードやコンテンツの構成がすべて把握できます。
特定のサイトのページ数が解る
site:ライバルサイトのURL
この検索でライバルサイトのページ数も把握できるので、今後あなたのホームページのコンテンツ数の追加の目標もなります。単純にページ数が多いほどキーワードも豊富になるため、検索表示される回数が多くなるという事です。
そしてページタイトルで、ホームページの構成が解るので、自分のホームページに必要なコンテンツも予測できます。また通常の検索のように、メタディスクリプションが表示されますので、そのページの概要も把握できます。
また、上記の検索コマンドにキーワードを含めと、調べたいサイトの中の特定のキーワードで構成されるページだけを拾い出して検索結果に表示させる事ができます。この当サイトの例ですが、下記のコマンドで検索してみます。
キーワードも同時に調べる
site:https://softsate.info/sirius2
[https://softsate.info/] 、キーワード[sirius2] の検索結果が下記画像です。
この結果は、当サイトの中にシリウス2をキーワードとした主なページが表示されているという事で、私がシリウス2についてどのような記事を、どのようなキーワードで書いているかが丸裸になっています。この方法はもちろん動画や画像検索でも対応していますので一度試しにsite:https://softsate.info/sirius2で検索してみて下さい。
[intitle:] のあとにキーワードを入力して検索すると、指定したキーワードの一部がタイトルに含まれるページが表示されます。次の例は「シリウス2の使い方」というキーワードがページタイトルになっているページの検索例です。
※ キーワードがシリウス2の使い方で調べる場合。
タイトルに一部でもキーワードが含まれる検索
intitle:シリウス2の使い方
キーワードが全てタイトルに含まれるページの検索
allintitle:シリウス2の使い方
あなたが作成したホームページのタイトルキーワード、またはページキーワードを上記の方法でググってみてください。そうしますとほぼ間違いなく競合相手のホームページが検索されるはずです。また、タイトル検索で上位グループに入ったホームページを先ほどの [site:URL] で検索し直せば、そのホームページのサイトボリュームなどが解ることになります。
検索窓に related:自社サイトURLを記述して検索すると、記述したURLに関連したホームページが検索されます。つまり、あなたのホームページのライバル一覧が検索されると言う事で、類似サイトをできる限り多く把握したい場合に便利です。
関連サイトの検索
related:URL
related:検索の条件
このコマンドで表示されるページは有名なサイト、大企業のサイトがメインで、個人事業主のサイトであれば、サイト規模がかなり大きくないと表示されにくい場合がありますのでご注意ください。
試しに今ご覧頂いている、このホームページで検索してみます。
URLがhttp://softsate.info/なので、related:softsate.info/と記述します。
このように、当ホームページのキーワードと関連した類似の競合ホームページが検索されます。この検索はグーグルが、当サイトと似ているホームページであると判断した結果なので、これほど確実な市場調査はないと言えます。
また、この結果を知る事がSEO対策の第一歩になります。
あなたのホームページもまず、「提供しているサービス」や「サイトの構成」、「キーワード」が似ているホームページを上記の方法で検索してみて下さい。尚、この方法での正確な検索結果は、あなたのホームページがグーグルのデータベースにインデックスされていて、アルゴリズムからある程度の評価の対象になっている必要があります。
以上のような事がホームページのマーケティングの第一段階です。
ライバルサイトで上位表示されているホームページに、ご自身のホームページと同じようなページがあるはずです。その中で、文章の構成、内部リンクの付け方、お問い合わせへの誘導の方法、など参考になる技術や工夫があるはずです。
それと、訪問数が多く、売り上げが高いホームページの共通点は、ユーザビリティが優れている事に注目してください。あなたはそのホームページを初めて開く可能性が高い訳ですが、ホームページの使い勝手自体が良いと感じるはずです。
「ホームページの使い勝手」は、内部リンクの付け方も関係します。
例えばトップページから訪問者さんが見たいページにワンクリックで飛べる事も重要になり、この事もユーザビリティに優れていると評価される一つの要因です。知りたい情報がすぐに閲覧できて、ホームページの構成自体が解りやすいという事もSEOの基本になりますので、他のホームページを閲覧する場合は、第三者の視点で観察するという意識が必要です。
ライバルサイトを分析する場合は、以上のような事に留意して、良い部分を参考にする事はSEO対策として有効です。
ホームページの使い勝手
主に内部リンクの付け方に注意!内部リンクはグーグルがホームページの優劣を判断するクローラーの通り道にもなります。内部リンクを上手に付ければ、ホームページを更新した場合にインデックスも早くなります。
コンテンツの情報量
ホームページは価値ある情報を解りやすく提供する事でユーザーから信頼を得て、ブランディングに繋がます。またこの事がホームページの価値を決定する指標にもなります。この価値の大きさをグーグルはオーソリティと呼び、検索順位の決定に関与するのです。また近年ではホームページの表示速度もユーザビリティを計る指標として重要視されています。
メインカテゴリーの「ホームページの作り方」で、企業、店舗のホームページに必要になりそうな、基本的なページをご紹介しましたが、その他にもあなたのホームページで、閲覧者さんが望むような、必要なコンテンツが必ずあります。
なので、他社が自分に無い情報をホームページで流していないか、いつもアンテナを張っておく必要があります。また、そのようなコンテンツを他社はどんな切り口で訴求しているのかも考慮して、必要なカテゴリーを考えて下さい。
グーグルの収入源は広告費であり、良質なホームページを上位表示させる事で成り立っています。
なのでグーグルは検索ユーザーが満足できるコンテンツを解りやすく発信しているホームページを好みます。良いホームページを正確に上位に表示させるため新しいアルゴリズムを日夜開発し、毎週のようにアップデートされています。
今後のホームページの更新では、ユーザーに役立つ洗練された記事の作成に費やす必要があります。
ホームページの価値の判断材料
SEOの基本は独自性が強くオリジナリティがあり、信頼できる記事が、すぐに閲覧できるようにカテゴライズ化されているホームページを作成する事にあり、その条件を満たせば上位表示されます。
やはり一番強いコンテンツの理想は、まったく何も見ずに自分の知識と経験だけに基づいた、何処にも2っとない独自性の強い情報です。この、典型的な例は、メインコンテンツで解説させて頂いた、個人の「プロフィール」です。
自分の今までの経歴、生い立ち、思想、失敗や成功の経験は、広いネット上であっても、同じものは絶対に無いはずであり。「その記事を書いた人だけのもの」です。なので、プロフィールという記事は特に、独自性と信頼性を兼ね備えたグーグルの好むコンテンツになるわけです。SEOに強い記事とは、自分の言葉で書かれた自分だけの文章なのです。
それが証拠に、評価サイト、ランキングサイト、など、商品を自分の目で見て、使って、独自に分析されているページは、結構上位表示されています。この系統のページは商品の「評価」や「お勧めの理由」がメインコンテンツになるので、記事のほとんどが自分の経験になっています。いわゆるレビュー記事はSEOに強いと言う事です。
レビュー記事やプロフィールは独自性とあわせて、信頼性も自動的に兼ね備わります。
私の当サイトの解析の経験で、180ページの中のある2っの記事が特にグーグルに評価され、ホームページ全体のオーソリティが上がったのでは、と実感した事があります。その要因は、そのある2ページについては、怒りの感情を込めて記事を書いたという事が考えられます。[ホームページビルダーの記事-1、ホームページビルダーの記事-2]
怒りや悲しみと言った感情のこもった記事は、自分独自の経験でしか書けないはずで、この事がグーグルに独自性の面で評価されたのだと思います。これがページをヒットさせるコツだと実感しました。感情は最高のオリジナリティです。
それと、もうひとつの自分なりのコツをお伝えしたいのですが、ページをヒットさせるには、記事に対する情熱を訴える事は有効です。なので私の場合、自分に自信が持てないとき、疲れているとき、寝不足の時、は記事を一切書きません。
それは惰性や義務で記事作成すると、負の背景がにじみ出て、読者にそれが伝わってしまうからです。そして、このような「だるい記事」の大半はグーグルも嫌っていると思います。上記のように自分なりの、SEOに対して「有利になるコツ」を掴むことは、解析や作業をしていると自然に身に付きますし、これらを会得すると時間の使い方も変ってきます。
文章を「考える、書く」のはすごく疲れる作業です。
しかし、ホームページから反応があると努力は報われますし、一生やらなければならないって事もない訳です。また、ホームページ作成は一時的な頑張りで、以降ずっと自分のビジネスにプラスになるという魅力があります。
検索順位は、「ユーザーが決めるホームページのランキング」であるという事を忘れないで下さい。グーグルは無料でそのランキング付けをしてくれる会社であるだけです。検索者があなたに下す「評価」が「検索順位」なのです。