ホームページは常にコンテンツの内容を最新の状態で更新していないと検索順位は下がってしまいます。ホームページの更新の頻度が直接SEOに影響していると言うより情報の鮮度が重要であると考えた方が良いです。もちろん古くなって現状と合わない記事は書き換える必要があります。
当然の事ながら自分のホームページで取り扱っているサービス、商品については変更などがあれば自主的に更新されると思います。それ以外でも少なくとも自社が係わっている業界の新しい情報なども、いち早く記事を更新した方が良いです。
また、時代の流れで必然的に新しくページ数を増やす必要も発生するため常にアンテナを張り、ご自身の業界のトレンドを把握しておいた方が良いです。そしてこの「ページの追加」には作成初期のサイト構成計画が重要になります。
ページを新規追加する場合はそのコンテンツが後に大きく広がりそうであるかを考慮する必要があります。単独の1ページで完結するページであれば、第1階層で運用しても良いですが、そうでない場合はカテゴリーページにする必要があります。
※ 上記画像の詳細は[下記関連ページURL]で解説していますのでご覧ください。
今後の展開で追加するページに対して「関連する記事」が増えそうであれば、あらかじめカテゴリーページの中の1ページとして作成し運用した方が良いです。またはキーワードを勘案して現状のカテゴリーページの一部にするかです。
※ サイト作成ソフトシリウス2の管理画面は[下記関連ページURL]で解説しています。
下記の「関連ページURL」で詳しくカテゴリーページを紹介していますが、アップロードした後でカテゴリー内のページを他のカテゴリーページ内に移動したり、階層を変更するとそのページのURLが変わってしまいます。
グーグルのページの価値評価はページURLに対して判断されますので、URLが変わってしまうとそのページの評価が [0] にリセットされてしまって検索で表示されなくなる事もあります。このような事にならないよう、当初のサイト立ち上げの際はもちろん、ページの更新や追加でもサイト全体の構成に対して入念な計画が必要になる訳です。
関連ページ
サイトのコンテンツの性質によっては更新のしようがない、または更新の必要がないホームページもあります。例を挙げると日本史についてのホームページではどうでしょう。歴史的な事実が新たに発見される場合はありますが、そうでない限り過去の出来事は頻繁に変わる事はありません。このような歴史に関係するホームページの更新頻度は当然少なくなります。
コンテンツを深く掘り下げて、内容を濃くしより解りやすいように更新する事は出来ますが、歴史の場合コンテンツは受け売りになってしまいます。これは店舗・企業サイトの会社概要や沿革などでも同じで、過去の事実は変わらないものです。
これとは逆に新しいテーマが頻繁に出てきて、更新が絶えず必要なジャンルのホームページもあります。このような性質の異なるホームページの更新頻度によるサイトの価値をグーグルは合理的に処理しています。
グーグルの検索エンジンはホームページのテーマを分析し、そのテーマとキーワードに対して更新が必要なホームページかどうかを判断する技術の特許を持っています。この事から単純にホームページの更新の頻度が検索結果に影響しているという事ではなく、あくまでもホームページ作成者は必要に応じて更新に対応していれば問題ないと言えます。
要するに閲覧者さんが情報不足や古いコンテンツで困らないように記事を書き換えておく事がユーザビリティを維持するために最低限必要である言う事です。その上で有益な記事を追加していく事で検索順位は安定します。
記事を更新する手法は現在ホームページで取り上げているコンテンツを「さらに深く」「より広く」「解りやすく」する事が基本です。また閲覧者さんが興味を持つような新しいページを作成したり、関連カテゴリーの作成などが考えられます。
コンテンツの更新はコンテンツの横幅(広さ)と縦幅(深さ)を必要に応じてバランスよく大きくするという考え方です。また動画や画像を増やして、より解りやすいホームページにするのもSEO対策として有効です。
まだホームページに動画を取り入れてない方はぜひYouTubeの動画をアップロードすることをお勧めします。YouTubeのアカウントを取得することや動画のアップロードに関しては簡単で一切お金がかかりません。逆にチャンネル登録者が1,000人以上など、ある一定の条件をクリアすると広告で収入を得ることもできます。
最近の携帯端末であれば ホームページで公開するための解像度は十分確保できます。動画を作成するにあたって特に機材など購入する必要はありません。ユーチューブのチャンネル管理画面では動画のエディター機能が装備されている事から、撮影した動画の編集が可能になっていて、よほど凝った動画でない限りソフトなどは不要です。
YouTubeの動画にもホームページと同じようにタイトルや説明文があり、同じ原理でGoogleの検索結果でヒットします。この検索表示は動画検索だけでなく通常のクエリ検索でもヒットしますので、サイトに誘導する有効な手段になります。
グーグル検索では動画で検索される方が多いので直接のアクセスを見込めますし、また関連ブログの運営をしている方は、ブログに動画を貼ることで直接のアクセスも見込めます。このようなリンクはユーチューブの管理画面で設定可能です。
上記のようにホームページに動画を取り入れるに当たって全くデメリットはないので、現状でサイトの更新のネタがない方はYouTube動画の作成をお勧めします。動画をアップする事でサイトのクオリティも上がります。
バックリンクを購入する事は絶対にやめて下さい。未だにSEO対策をビジネスとした悪質な営業が蔓延しています。ホームページをアップするとお問い合わせフォームや電話番号が公開される事になりますが、これを元に様々な業者からアポイントがあると思います。これは自サイトの現状の検索順位にかかわらず発生する迷惑行為です。
被リンクを購入した場合、例外なくグーグルにバレてペナルティがきます。そして間違いなく検索表示されなくなります。その他のSEOに関する営業も存在しますが、お金で検索順位が上昇する事は絶対にありませんのでご注意ください。
サイトの運営者は検索上位に表示される事がメリットになりますが、そのSEO対策は正しい方法で施策する必要があります。これはライバルサイトとの被リンク数や絶対的なページ数なども指標になりますが、最終的にサイトの価値の判断はユーザビリティの優劣に集約されます。この事からグーグルが定義するユーザビリティを理解しておく必要があります。
ユーザビリティ
上記はすべてユーザビリティを向上させるための作業に属すると言えます。そしてこれらの作業はすべてユーザーのサイトの使い勝手を向上させる事になり、「ユーザビリティ」を意識してサイトを作る事が、すなわちSEOになると言う事です。
そこにはグーグルが警戒する作為的な行為は必要なく、パンダやペンギンなどのグーグルのアップデートを気にする事もなく、またSEOを過敏に「対策」と捉える事もないのです。もともと「対策」という言葉には「作為的」である、というニファンスがあります。グーグルはコアアップデートでも「ユーザビリティの向上に専念せよ」と毎回見解しているのです。
グーグルに好かれるためのホームページをめざすのではなく、ユーザーに好かれるホームページ作りが結果的にSEOに結びつくという事です。あなたのサイトの評価は検索エンジンの前にユーザーが行っています。そのユーザーの評価を検索エンジンが分析しているのだと考えれば解りやすいと思います。
またオリジナリティに直結する事ですが、グーグルはコンテンツの内容を判断するのに、「感情」という測りようの無さそうな、文章ににじみでる「作者気持ち」まで理解しています。
そして2012年にグーグルは「ホームページ作成者」まで認識していると発表し、2020年にはコンテンツ執筆者の権威や会社業務の専門性まで判断して検索順位を決定しています。アルゴリズムは人間を超えた優秀な人口知能です。
この当サイトでは作成ソフトをご紹介していますが、どのようなソフトを使っても「良いホームページを作る」という気持ちと、「パソコンの向こうのユーザーのために頑張る」という気持ちが、最終的に検索順位に反映されるとお考え下さい。