インターネットビジネスは収入の発生の仕方に特異なものがあります。アフィリエイトでは特にその「収入を得るための手法」に関わらず、一般の仕事とは全く「労働の質」が違います。
まず一般的な仕事やアルバイトで給料を頂く仕事では、ある月に1ヵ月働いて会社に寄与した時間(労働力)に対する対価の報酬として必ず給料が発生します。
アフィリエイトではホームページを作成すると言う収入源の土台作りから始まるので、ほぼ確実に最初の1ヵ月間は収入が見込めません。その代わりに自分の仕事量に見合った将来にまでわたる印税的収入を上限なしで手に入れる可能性を秘めています。
また、この質の違いこそが副業ネットビジネスの挫折に直結しています。
ネットビジネスはジレンマがつきまといます。
どのようなスタンスで副業ネットビジネス取り組めば良いのか?
まずは冷静にそれぞれの仕事の良い所、悪い所を整理してみる必要があります。副業ネットビジネスで収入が発生するシステムが特異であるため、この地点から一般の仕事を観察すると、世間では当たり前の事がメリットとデメリットとして見えてきます。
この給料の特徴は「必ず頂ける」と言う事です。ネットビジネスから考えるとこれが一般の仕事の最大のメリットになります。悪い言い方をすれば、適当に且つ、まじめにさえ仕事をしていれば、月給として必ずお金は頂けます。この事は普通の人が身に付いている普通の感覚です。
このような事が考えられますが、私から見た一般労働の最大のデメリットとして一番感じるイメージが「ただ自分の時間を切り売りしてるだけである。」と言う事です。
会社に与えた自分の努力の結果で手にした成果は、当然会社のものであり、そして月の頭にはまた0に戻ります。お金を頂く対価として自分の時間を売っているので、働き続ける必要がありますし、当然会社を辞れば収入は100%即効0なります。
サイトアフィリエイト作成で得られる収入を考えて見ます。アフィリエイトサイトでは閲覧者のためになる有益なサイトを作成する技術の習得と、それに関連するSEOなどの周辺知識も必要です。
しかしこれらの技術はそれほど難しいものではなく、一旦身に付けてしまえば、同じことを何回も繰り返してそのための時間を確保する必要はありません。
その上での話になりますが、アフィリエイトサイト作成と言う労働は、ある月に費やした時間がその月で終わることなく将来にわたって加算されていきます。サイト作成に費やした労働が累積されていくわけです。そして累積した労働がさらに収入に結びつきます。
なので一般の労働のように月の頭に0に戻りません。
この事を私の例をあげて説明します。私はいくつかのサイトを運営していますが、その中で月に平均15万円の収入が発生するアフィリエイトサイトがあります。
このサイトは15万円の収入を得るまでに制作期間が半年ほどかかりました。初報酬が2ヶ月目で発生し、その月の合計収入が2万円程度です。4ヶ月目に8万円程度です。
私は副業なので、ホームページ作成の作業時間は1日平均2〜3時間くらいです。サイト作成ではインプットの時間も必要で、さらに記事を書くために解らない事を調べる時間も当然必要になります。そしてそのサイトで作業を開始してから半年で累計15万円の収入が発生しました。
費やした時間は合計すると半年なので400時間ぐらいです。もしこの400時間を1,200円のアルバイトで時給換算しますと48万円の収入を得る事ができます。
一般の労働の場合では「この48万円」を貰ってしまえばそれで終わりであり、自分の400時間を48万円で売ったと言う事になります。アフィリエイトサイト作成の方はどうでしょう。400時間を費やして15万円稼げました。この時点で時給換算すると375円です。アルバイトの1/4です。
しかしこのアフィリエイトサイトは作成が終わってしまえば、その後はわずかな手直しだけで、その次の月も、来年も、再来年も、月に15万円という収入を生み出してくれました。
社会情勢の変化も考慮したとして、このサイトの寿命が仮に10年だとしましょう。
当然のことながら、アフィリエイトサイトは時の経過で商品の入れ替えや、それに伴うコンテンツの更新作業が必要になります。そのような手間が多少かかったとしても、このアフィリエイトサイトが10年間で稼いでくれるお金の合計は1,800万円になります。
時給換算すると45,000円です。
一旦ここまで実績を出せた場合には様々な可能性とメリットが生まれます。
サイトアフィリエイトのおもしろい所は、例え失敗してもその失敗は必ず自分の糧として返ってくる事です。失敗した事を記録してその理由を記事にする事で立派なコンテンツになります。しかもこのような記事は体験談であるため「独自性」に優れSEOで絶大な効果があります。
アフィリエイトでわずかでも成功した人には「デメリットが無い」のです。
当然このメリットを実感するには「やり続ける事」が前提です。
このような事からネットビジネスの最大の難しさを挙げるとすれば、いかに自分を信用してやり遂げるかというところにあります。収入を得るための根拠がなく、基本的なアフィリエイトの勉強もしないでホームページを作り続けても成果は出ません。
しかしネット上に成功例は数え切れないほど検索結果として出ていますし、そのノウハウもお金をかけずに吸収することができます。現にこの当コンテンツも無料です。
アフィリエイトにデメリットがあるとすれば、そのデメリットは必ずメリットに変身します。これはデメリットの説明になっていませんが、デメリットを作らない事が成功の秘訣なのです。
ネットビジネスすべてのジャンルで言える事ですが、正しい知識でコンテンツを地道に積み上げれば、わずかでも必ず初報酬が発生する瞬間を迎える事ができます。
その瞬間まで耐えて作業すると言う意識を強く持ってください。
報酬が少なくても「自分の力で稼げたという事実」が次のステップに進むための一番重要なプロセスになります。逆にこの事を実感するためにも初報酬をゲットしなければならないのです。
どのようなジャンルをあなたが実践されるかはわかりませんが、共通して売れるための文章を書くためのコツがあります。それは売れるためのコンテンツを書くという意識ではなく、いかにユーザーが得をするかということを一番の前提に考えて記事を書く事です。
初めのうちは初報酬を得たいがために、商品を売りに走ってしまいます。このようなことに閲覧者さんは敏感で、それを感じ取らせてしまうと商品は絶対に売れません。当初記事を書く基本として「本当にこの商品を閲覧者さんに使って頂いて喜んで頂きたい」この一念で執筆します。
メインコンテンツで何回も書いていますが、アフィリエイトで商品が売れない一番の理由は自分が使っていない事での実体験不足なのです。ASPのアフィリエイトプログラムにある商品を使い、実体験し、体感した効果と感想を書けば商品はおのずと売れる!それだけのごく単純な技術です。
■今月の支払いに困っている人
このような方は今から慌ててアフィリエイトをしても間に合いません。日給で支払いされるアルバイトのほうが現実的です。よく簡単に短期間で稼げる事を謳い文句にした商材などが迷惑メールなどでも見かけますが、まず嘘なので気を付けて下さい。
■息を吐くように嘘を言う人
アフィリエイトに関わらずネットでこのような人は稼げる瞬間があったとしても絶対に長続きしません。グーグルの検索結果は真実しか残らないようになっています。
■少しの投資もできない人
ネットビジネスを始めるにはパソコン、ドメインの取得、レンタルサーバーとの契約、それなりのサイト作成ソフト、が必要になります。それさえも出費できない人はアフィリエイトを始めることは不可能です。メインコンテンツでも書いていますが、無料ブログでは資産になりません。
■勉強する意欲のない人
新しい分野でお金を稼ぐ以上は最低限必要な知識を習得する事は必要です。「出来るまでやる」と言う結果を出そうとする意識が持てない方には向きません。
■副業が禁止されている方
会社に勤めている場合では、その会社が副業を禁止している以上、収益を得るためのホームページは作成できない事はもちろん、そもそも作成しようとするホームページに法律上必要になる自分の個人情報を掲載する事ができないので事実上不可能です。
■経営者意識のある人
あるいはアフィリエイトサイト作成にあたってそのような意識の持てる人。この事が報酬を発生させる一番の原動力であり必要最低条件だと肝に銘じて下さい。
アフィリエイトを始めるなら、自分が経営者であり自営業者であるということを強く認識して作業を進めて下さい。おそらくリアルの世界で実店舗を出して成功を収めるより、はるかにリスクが少なく、稼げる可能性も高いです。
またネットビジネスはほとんどの方が副業で挑戦されると思いますが、本業を生かし、新しいビジネスに挑戦できるアフィリエイトは最高のシステムであることをまず理解してください。
アフィリエイトサイト作成は「効率が悪く」感じられ、続けられない方が大半で、統計では100人のうち95人はやめてしまうというデータがあります。ならば残りの5人になればよいだけです。
2020年のコロナ騒動からネットビジネスに参戦する人が多くなっています。そもそもこの騒動の数年前から消費者の意識は大きく変わっています。
つい最近まではネット上の買い物で騙されるのではないかという意識はありましたが、ネット自体の信頼性が高まり、商品の購入にそのような抵抗はほぼなくなったと言えます。
このような背景はありますが、急いでネットビジネスに挑戦する必要はないです。しかしホームページ作成を一つの技術として覚えておく事は今後の人生で絶対に役に立つ時がくるでしょう。