下層ページの作成がすべて完了してから最後にトップページを作成します。今まで下層ページをデザインしながら作成しているので、トップページのイメージが想像できると思います。トップページを作成する前に、FAQのページやお客様の声、会社・店舗の実績、更新履歴など、他に必要なページがないかチェックし、また、SNSへのリンクなども考慮します。
このようにグローバルメニューに表示させる必要なコンテンツに漏れがないか確認し、トップページの構成を検討します。
上記画像で赤枠の部分がトップページのメインコンテンツになります。ここでは、キーワードに関連するテキストを使い、キャッチコピーとして3行程度で文章を記述します。当サイトの場合では、この部分にサイト説明文を表示させています。
次にそのキャッチコピーに関連するイメージ画像を配置します。シャープに魅せるデザイン的なコツとしては縦幅をあまり大きくしない事です。その下に、会社、店舗からのお知らせ、新着情報、キャンペーンなどを告知する欄を設けます。
トップページでホームページの概要をユーザーに伝えると言うイメージです。
次は特に閲覧者さんに見て欲しいコンテンツに対する画像リンクを並べます。そして最後にお問い合わせフォームにリンクする電話番号付き画像バナーを設置します。このような配置に決まりはありませんので、他の競争相手のホームページも参考にして下さい。デザインは模倣から始まりますので検索して真似しても良いのです。
グローバルメニューのコンテンツの表示は多くても7っくらいまでなので、コンテンツが増えるようでしたら、サイドメニューにリンクを作ります。グローバルメニューはクリック率が高いので、重要なコンテンツを優先させてください。
※ 赤字はシリウス2で、自動または半自動で設置されるコンテンツです。
上記のようなチェックをしながら、閲覧者さんが理解できる文章になっているか?誤字脱字がないか?リンクは正しく飛ぶか?などを確認します。自分が作成したホームページなので自分は理解できて当たり前です。ホームページのチェックを自身で行なう場合は、訪問者さんが使いやすいかどうか、文章の意味が通じるかを第三者の視点で確認する必要があります。
作成したホームページがグーグル検索結果に表示されるという事は、グーグルのクローラーがホームページの存在を認識して、グーグルのデータベースにホームページがインデックスされたという事です。サーチコンソールに登録しなくてもホームページのアップロードで新規サイト用クローラーが回ってきてホームページ の存在を認識してもらうことができます。
グーグルサーチコンソールではサイトマップの追加送信という機能があり、自分のホームページのサイト構造をグーグルにいち早く知らせ、ホームページを強制的に呼び込み、ホームページをインデックスしてもらう事が可能です。
それと訪問者数の把握はGA4と呼ばれるグーグルのアクセス解析ツールに登録して分析、管理します。またサーチコンソールとGA4はお互いにデータを共有してより便利で多機能、また精密で使いやすいツールとなります。
このようなことからホームページが完成したらアナリティクスGA4とサーチコンソールに登録しておいた方が良いです。グーグルのこのようなアクセス解析ツールはグーグルアカウントを取得することから始まりますので、まずはアカウントを持ってない方はグーグルアカウントを取得するようにしてください。
通常グーグルにインデックスされる事を、「検索エンジンに登録する」などと呼びますが、グーグルとヤフーは統一されていますので、ヤフーでは特に登録の作業をする必要はありません。また以前はBing専用のクローラーが存在し、ホームページを登録するようになっていましたが、現在では廃止になっています。
GA4はウェブサイトのトラフィックに関する詳細な情報を提供します。訪問者数はもちろん、どのページが最も人気があるか、訪問者がどのような流れでホームページを閲覧するかを追跡できます。
GA4はコンバージョンを追跡し、ユーザーの行動を監視できるため、ホームページの目標達成を測定するのに役立ちます。例えば、申し込み、購入、登録、お問い合わせなどのコンバージョンクリック数が個別に解析できます。
特定のボタンやリンクのクリック、ユーチュブ再生、フォーム送信、ダウンロード、ページスクロールなど、訪問者の行動がイベントごとに追跡できるカスタムイベントトラッキングを設定できます。
サーチコンソールは、ホームページが検索エンジン結果ページ(SERP)で、どのように表示されているかを示し、特定のキーワードでページがどの程度検索結果で表示されているか、ユーザーがどのように反応しているかを把握できます。
あなたのホームページへのアクセスを生み出す検索クエリを分析し、新しいキーワードやコンテンツのアイデアを得るのに役立ちます。どのような検索ワードでどのくらいのアクセスがあったかが解ると言う事です。
ホームページのクローラエラー(ページが見つからない、アクセス不可、その他の問題)を特定し、修正できます。
ホームページ内の各ページがグーグルによってインデックスされているかどうかを確認できます。
検索される確率が一番高いのはホームページのタイトルキーワードをそのまま検索窓に記述してグーグル検索した場合です。当然検索結果は上位に表示されるはずで、5位以内に表示されない場合は、何らかのミスがあるので修正します。このミスはほとんどの場合タイトルキーワードに問題があります。検索表示されない場合は次の関連ページを参照してください。
ホームページを自分で運営するようになると、SEO対策と称した会社から電話がかかってくる事があります。このようなSEOに関係する勧誘の話は絶対に聞かないようにしましょう。SEO対策での電話勧誘はほとんど詐欺です。
特にグーグルを名乗るSEO会社には要注意です。
このような勧誘で効果ある事はほとんどありません。試しに電話がかかってきた会社をSEOに関する検索キーワードでググってみて下さい。ほとんど上位表示されている事はありません。これはどういう事か解ると思います。
自分の会社でさえ上位表示できないのです。
その他のSEO会社の営業で、SNSを使ったホームページへの誘導や、IPアドレスを利用してホームページへのリンク広告を掲載すると言うような勧誘電話もあります。私もこのようなシステムを使った事がありますが、効果はありませんでした。
SEO会社の営業の内容
コンサルティングを含め、様々な勧誘電話がかかってきますが、費用対効果は無いと認識してください。またほとんどの施策は少し勉強する程度で自分で実施する事が可能です。基本的にSEO対策は「他人を頼らない」という事が鉄則です。
SEO会社が本当に検索順位を上げる裏技を持っているなら、例えお金をもらっても他人に絶対教える訳がありません。そもそもそのようなSEO対策に関する特化した技術があるなら電話勧誘せずともネットで集客できるはずです。
グーグルの検索アルゴリズムは数百種類と推測され、火星に探査機を飛ばすような頭脳をもった秀才が運営しています。また最近アルゴリズム自体が一部AI化されました。人工知能搭載検索アルゴリズムです。
このようなシステムを自作被リンクなどで「あざむく」事は絶対不可能です。なのでSEO対策に関しては、グーグルのルールに準拠したコンテンツ作成の作業をコツコツと積み上げ、地道に努力するしかありません。
グーグルはリスティングなどの広告業でほとんどの利益を生み出しているので、価値のあるホームページを上位表示させなければ、死活問題となります。本当に効果のあるSEO対策とは、ホームページの価値を高める事です。
価値の高いホームページは、ユーザーに求められる有益性に優れているため、アルゴリズムの仕様変更にビクともせず、上位表示を維持できます。これがユーザビリティ重視のコンテンツSEOであり、真のSEO対策であると言えます。
検索上位表示の条件
上記をホームページに施策していくのがSEO対策になります。ホームページは「作成したら終わりではなく、始まりです」ユーザーに役立つコンテンツを追加し、古くなった記事は更新してホームページを常に最新の状態で維持してください。
あなたがホームページの作成をご自身でやってみようと思ったキッカケを思い出して下さい。ホームページ作成の技術は、ただの技術であり、目的では無かったはずです。目的が技術の習得なら、それは趣味で終わってしまいます。
ホームページで集客する以上、それはプロの仕事です。ある程度ホームページが作れるようになったらプロ意識を持って下さい。ココからが職人技の習得の始まりです。次のコンテンツは「解析の下準備」で習得必須になります。