たとえインターネット上の集客でも日本全地域、全国民を市場と捉えない方が良いと考えるべきです。たとえネットショップであったとしてもユーザーを絞り込む必要があります。
お客さんを地域、ユーザー層など狭い範囲で絞るからこそより売り上げ、受注につながります。それではホームページを作成する上でのターゲットを「絞る」という施策はどのすればよいのでしょうか。
「絞る」イコール「マーケティング」です。
「まったくマーケティングをしない販売方法」を考えて見て下さい。その一例が飛び込みの「訪問販売」です。インターホンを押してまわる嫌われ者ですが、10件より100件、1,000件と靴をすりへらし、訪問件数で売り上げが決まります。
「訪問販売」顧客情報がほぼ0の状態で、販売するひとつの手法です。
しかし同じ訪問販売でも、地域を限定し、あらかじめリサーチをして、アンケートなどを取り、無料のサービスなどを付け、販売したい商品に興味のある人を絞り込んで営業する。
この作業は市場調査をしているって事です。いわゆるマーケティングです。このマーケティングに基づいた訪問販売である場合は、マーケティングを考えていない訪問販売より、売り上げ効率が上がると考えられます。
ホームページでの集客でもマーケティングは重要で、この作業なしにホームページ作成をするのは無謀であり、時間の無駄になります。店舗、企業のホームページ作成では今後の「売り上げを左右」する最重要項目という訳です。
ここでの「売り上げを左右する」とは、0か100か?くらいの違いであるという事を認識してください。まったく反応が無いか、すごくあるかどちらかになる分岐点といえます。
マーケティングなど市場調査はこれほど重要な作業であるって事です。実はホームページなんて、少し慣れれば誰でも作る事ができます。逆に簡単に作れてしまうからこそ、この大切な市場調査をおろそかにしてしまう訳です。
ホームページを作る前段階の作業でマーケティングという作業を行い、ホームページ公開後に、効率的にユーザーを確保できるタネを撒いておく必要があります。ホームページを作成できた事に対して満足してしまってはダメだって事です。
それではホームページ作成の前段階の作業としてのマーケティングとは、どのような事であるか?です。訪問販売になってしまわないインターネットでのマーケティングとは、それはキーワードの選択です。
逆にインターネット上でお客様を絞り込む手法は、このキーワードにしか頼るべきところがないのです。キーワードの拾い出しからホームページ作成は始まります。そしてキーワードでユーザーを絞るから、グーグル検索上で「お客様を絞る」という事をホームページで実現できます。「絞る」からこそ検索でホットなお客さんが訪問者になるわけです。
キーワードとは!
このようなキーワードを、「サイトタイトル、ページタイトル、H1」などの、ホームページの「見出し」に使う事によって、集客の対象となるユーザーを効率良く絞り込む事が出来ます。
ホームページのマーケティングとはキーワードを見つける事。
「検索者が、グーグルの検索窓に打ち込む言葉」で、あなたのホームページが検索されないと、商品の購入やサービスのお申し込み、お問い合わせは絶対に無いという事になります。
グーグルで検索される言葉は「悩み系」が多いのです。何かに「悩み」、「探している」から人は「検索」するわけです。その悩みに正確に対応し、解決できるコンテンツがホームページにあるからこそ、ホームページで利益が発生します。
・物を安く買いたい・タバコを止めたい・法律の事が解らない・痩せたい・綺麗になりたい・旅行に行きたい
・土地を探している・スキルを上げたい・お金がもっと欲しい・生産効率を上げたい・良いお店を探したい
・頭が痛い・恋愛したい・疲れを取りたい・歯を白くしたい・眠れない
悩んだり、探し物をしている人の考えている単語自体がキーワードなのです。そして、あなたのホームページで提供しているサービスで、「お客様に係る事についてのすべての悩み」を知る必要があります。
そしてそのユーザーの「脳に思い浮かぶ言葉」がグーグルの検索窓に打ち込まれる事になり、そのキーワードであなたのホームページが検索される事に意味があります。
自分のホームページで必要な「キーワード」を知るために「マーケティング」という作業をする訳で、これをしっかり行う事で、訪問者さんの欲求を完全に解決できるホームページになります。
あなたは、あなたのユーザーの悩みをすべて知っていますか?
悩みを完全に解決できるサイト=売れるサイト
また、このマーケティングは、キーワードがずれないためにも必要です。
何がホームページのメインコンテンツになるのか?
(例)ゲームについてのホームページ
(例)「犬」の情報を発信するホームページ
マーケティングの前に考慮する事
まず上記のような事がブレないように決めてしまわないと、マーケティング自体に意味がなくなってしまいます。後でお伝えしますが、この事を深く考える事が検索上位表示される理由になります。
まず、自分のビジネスや製品に関連するキーワードを調査する事から始めます。検索量が高く競争が適度なキーワードを見つけるために、キーワードツールやグーグルキーワードプランナーを利用します。
その他、キーワードを効率よく探す手段として、「ヤフー知恵袋」や「教えてGoo!」などのサイトで、生の人の悩みを知る事もできます。このようにすべてのキーワードに係るツールを駆使して、キーワードを漏れなく拾いだします。そして自社のホームページのサイト構成でどのようにキーワードまとめていくのかがポイントになります。
拾いだしたキーワードをカテゴリーごとに分類したり、重要度で順番を決めたりする作業が、サイト構成を決める柱になる訳です。実際にホームページ作成の作業の前段階であるキーワードの拾いだしが、ホームページ全体の枠組みを決める事になりますので、これがいかに重要であるかが解ります。
そのためのキーワードを拾いだす
サイトに検索者の希望を叶えるキーワードが適切に配置される
その結果、お問い合わせがあったり提供しているサービスが売れる
キーワードを探すという作業でのマーケティングを実践する事で、記事がスラスラ書けるようになるというメリットがあります。逆にホームページの更新をするのに手が止まり、記事が書けないのはその作業を怠っているからです。
文章・コンテンツ作りができない理由
このような事が理由でホームページの更新自体が止まってしまいますし、ページ数も伸びません。これが検索順位を落とすという負の連鎖になるのです。仮にあなたが自分の「おいたち」を書けと言われた場合、物心が付いた頃からの出来事などを文章にすると結構スラスラ書けるはずです。
これは、当たり前ですが自分の事は経験で解っているからです。この情報量に匹敵するくらいの商品知識と検索者の悩みを知れば、ホームページに書くべきコンテンツが簡単に見えてくるはずです。
マーケティングをする事の意味は、ライティングスキルの向上にもなるって事です。
キーワードの収集とページへの落とし込み
その知識を得る前に、グーグルで検索される仕組みについて知っておいて下さい。グーグルを巨大な本屋に例えて、また、あなたのホームページを1冊の本として考えた場合どうなるのか?本屋さんにあなたの本が並んでいるとしたら、どうすれば見てもらえるのか?
次は、「ホームページが検索される仕組みを知る!」を解説します。