ホームページ作成でのカテゴリーページの役割

ホームページ作成でのカテゴリーページの役割

カテゴリーページ作成の重要性

カテゴリーページの重要性

本屋さんの棚!

カテゴリーページとはトップページの階層から1階層下に下がったフォルダで作成するページ群です。このカテゴリーページの理解はホームページ作成所初心者の方でも、作成当初から必須になりますのでぜひ理解するようにしてください。

 

カテゴリーページがホームページ作成で重要な理由は、本屋さんを例にして考えると非常に分かりやすいと思います。本屋さんではすべての本がカテゴリーの一部として陳列されています。

 

本屋さんに入った時に、大学受験の参考書の横に漫画の本があったり、子供向けの本の横に医学書などの専門書があったりすると、目的の探している本にたどり着くまでに相当な時間を要します。

 

「医学書」についてカテゴリー化すると、医学生が必要としている学術書籍や、家庭の医学、介護、看護など、多岐にわたっていて、これらそれぞれの分野についても、まだそこから細分化されてカテゴリー化されている場合もあり、目的の本により早く辿り着けるようになっています。

 

このように本屋さんではすべての書籍が綺麗にカテゴリー化されていると言えます。

 

専門書、子供向け、雑誌、漫画、趣味などカテゴリーを分けることによって、本が探しやすくなっているわけですね。このようにホームページもその記事の内容によって、まとまりのあるページ群を一つのフォルダにまとめることで、閲覧者さんが見やすいホームページが作成できるわけです。

 

カテゴリーページの概要

 

カテゴリーページ

 

上記画像のようにサーバーの最初のフォルダを開いた時に見える[第一階層]にトップページのindex.htmlが存在し、カテゴリーフォルダを作成しない場合では、すべてのページがこの第一階層にアップロードされることになります。これがホームページの基本構成です。

 

お問い合わせフォームや会社概要、サービス内容などのページ、それ以上コンテンツの幅が広がる恐れのないページがこの第一階層で単独で運営することになります。

 

しかしホームページ作成初期において、この「第一階層に置くトップページ以外」の他のこのようなホームページファイルで、同じようなキーワードでその内容が多岐にわたる事も発生します。またページを更新していくうちに、将来その1ページでは納まらなくなりそう、または並列させたいページが発生する可能性があるという事も含めます。

 

この場合では、あらかじめカテゴリフォルダを作成し、その中に関連し合う複数のホームページファイルを置くことになります。これが[第二階層]のカテゴリーフォルダです。

 

これらのカテゴリー作成の操作を繰り返すことは無限に可能なのですが、ホームページの使い勝手を考えると第3階層までにしておいた方が良いです。これ以上階層が深くなると閲覧者さんがホームページ内のどの場所にいるかが解りにくくなり、不安感を煽ることになります。

 

通常の店舗や企業のホームページの場合、第2階層までにコンテンツがすべて収まるはずです。このようなカテゴリーページの作成がなぜ重要になってくるか?理由を次で解説します。

 

カテゴリーページが重要な理由

ユーザビリティとサイトの管理が劇的に有利になる

 

※ リンクで下記の各解説に直接飛びます

  1. ユーザーが閲覧しやすいホームページが作成できる
  2. グーグルにまとまりのある記事としてアピールできキーワード検索で有利である
  3. ホームページを更新していく上で管理が楽になる
  4. トップページが簡潔にまとまり、デザイン的にも優れたホームページが作成できる
  5. アップロード後に第一階層のページをカテゴリー化したり、カテゴリー間でページを移動した場合ではURLが変わりグーグルからのホームページの評価が0に戻ってしまう

 

@ 閲覧しやすいホームページ

カテゴリーページは関連する記事の集合体であるため、単体のホームページのように作成されています。ホームページの中に、もう一つ別のホームページがあるという感覚です。

 

これはカテゴリーフォルダの構成を見ても分かりますが、カテゴリーページの中に、そのカテゴリーページのトップページであるindex.htmlが生成されていています。ここからフォルダ内に格納されている他のページへのリンクが存在し、ひとつのまとまりを作っている構造です。要するにカテゴリーフォルダは第一階層とまったく同じ構成なのです。

 

必然的に閲覧者さんも、自分が知りたい情報に関連するページを閲覧するのに都合よくできていると言う事になります。

 

やはり情報が整理されたホームページは、閲覧者さんにとって見やすく使いやすいホームページであると言えます。またグーグルもこのように「整然としたサイト構成」はユーザビリティに優れると判断します。

 

A キーワード検索で有利

カテゴリーページはキーワードもそれぞれの記事間で関連していて、カテゴリーページの中の各ページは、そのフォルダのindex.htmlページにリンクしていて、そのSEO効果を一点に集めます。

 

この際、キーワード自体が関連しているため、SEO効果が大きくなると言う事です。

 

またサイトの価値を判断するクローラーは、整然と並んだページの中では巡回しやすく、ページを更新、新たに追加時など、インデックスも早いと言われています。

 

このようにカテゴリー化することは関連キーワードの集中によるSEO効果と、クローラが巡回しやすくなるという利点があるのです。またカテゴリー内の各ページが、そのカテゴリーのindex.htmlであるトップページの価値を押し上げます。

 

B 管理が楽になる

整然としたカテゴリー化したホームページを作成しておくと、何か記事のアイデアを思いついたときに、どこのカテゴリー属性にそのページを入れるべきかを判断できるので、記事のキーワードと方向性をはっきり一致させることができます。

 

この場合、記事内容が多岐にわたりそうな場合では、もちろん新しいカテゴリーページを作成した方が良いこともありますし、第一階層で単独で使うことも考える必要もあります。

 

ホームページの管理で、カテゴリー化しておくと記事を更新する時に、そのページを探すのが楽になります。50ページを超えてくると、どこにどのような内容の記事を書いたかが、わからなくなってきます。このような時にカテゴリー化しておくと、その記事に早くたどり着けると言う事す。

 

またカテゴリー化は記事の重複が防げます。グーグルはページをインデックスする時に似たようなページを無視する傾向があります。これはページを増やしてもインデックスされずSEO効果を期待できないという、もったいない事になります。

 

ホームページの規模が大きくなってくると重複記事を執筆してしまいがちですが、カテゴリー化しておくことで、このような事を未然に防ぐ事ができるわけです。

 

C トップページが簡潔

仮の話ですが、200ページのホームページがあったとします。もしこのホームページにカテゴリーページが存在しないとなると、この200ページのホームページのそれぞれのページにリンクで飛ぶためには、200個のリンクがトップページに存在することになります。これは絶対ありえない事です。

 

想像して下さい。ホームページのメインのトップメニューとサイドバーはリンクだらけになってしまいます。これでは検索者が自分の目的である記事に到達するのに、すごく不便であることが分かります。

 

このようにならないために、トップページの上部のメインメニューでは、トップページと同じ第一階層で収まる「お問い合わせフォーム」や「会社概要」などを置くことが一般的です。

 

カテゴリーページのタイトルは新聞で言えば大きな見出しです。このカテゴリータイトルリンクをサイドバーなどに簡潔にまとめて設置することで、すっきりしたトップページのデザインになる事はお解りいただけると思います。

 

またはページの下部で画像リンクにする場合も見受けられます。

 

そして閲覧者さんはこのカテゴリーページのタイトル見出しを選択して、大きい分野から小さい分野へとリンクをたどる事ができるようになっているからこそ、スムーズな閲覧が可能なのです。

 

また、カテゴリーページの各ページの下部に、他のカテゴリーページやトップページ、またはそのページのトップに戻るボタンを設置することで、さらにホームページが使いやすくなります。

 

このように閲覧者さんに優しいリンクはホームページの滞在時間が長くなることに繋がります。色々なページをくまなく見てもらえるチャンスということですね。このホームページ滞在時間の長さも検索順位に関係しています。

 

このようなことからホームページを作成する前に入念なサイト構成計画が必要になります。

 

あらかじめ、第一階層で運営するのか?カテゴリフォルダの中のページとしてスタートするのか?を考慮する必要があると言う事であり、この判断はトップページのデザインにも影響するのです。

 

URLが変わるとホームページの評価が0

なぜ作成初期から入念なホームページの構成を計画する必要があるのかと言う事ですが、これは一旦カテゴリーページの中に作成したページは他のカテゴリーページに移すことが出来ないからです。

 

作業的には移動させることは出来るのですが、カテゴリーから別カテゴリーへページを移動させるとURLが変わってしまいます。グーグルは、そのURLでのページの価値を判断し、評価しているのでURLが変わると評価が0に戻ってしまい、そこから新たに評価がスタートしてしまうわけです。

 

作成するページの性質を判断する

  • 本当にカテゴリー内で運営する必要があるページなのか?
  • 単独で第一階層に設置した方が良いのではないのか?
  • 先にそのページに関するカテゴリーページを作ってしまった方がいいのか?
  • ページのキーワードが他の分野に派生する可能性はあるのか?

 

自社の商品や運営によって、作成するページの場所をあらかじめ十分考慮する必要があるのです。この段階でホームページの構想がほぼ決まってしまうと言っても過言ではありません。

 

シリウス2でのカテゴリーページ作成

シリウス2ではホームページの構成が一目でわかるように、ホームページ作成画面の左サイドバーの部分で、トップページから以下エントリーページ、カテゴリーページが表示され、その順番も自由に上下で変更することができ、その順番がプレビューでリンクするシステムになっています。

 

つまりサイト作成画面で縦に並んでいるページの順番を変更する事で、プレビューでホームページを確認したときに、その配置した順番で各ページが表示されるという事で、非常に解りやすいです。

 

作成画面左上のページ作成選択ボタン

新しくページを作成する際、下記画像のように、カテゴリーページの中で新規ページを作成するのか、第一階層で単独エントリーページを作成するのかを、それぞれのアイコンをクリックする事で選択できるようになっています。

シリウス2カテゴリーページ

 

管理画面の各ページ配置の表示

作成したこれらのページやカテゴリーは、上下の位置をドラッグ&ドロップで一発で変更することができます。もちろんカテゴリー内のページもそれぞれ上下関係を変更することが可能です。

シリウス2カテゴリーページ

 

また、このようにして作成されたカテゴリーフォルダは管理上、その階下にあるページを開いた状態で表示させたり、また閉じることもできます。上下関係の位置を変えるときはフォルダを閉じてドラッグ&ドロップで移動します。

 

この時、すべてのカテゴリーフォルダを一発で全部開かせるボタンや閉じるボタンも付いているので、特にサイト規模が大きくなった場合に非常に便利な仕様であると言えます 。

 

サイドバーはトップメニューに続き閲覧者がホームページを開いたとき、必ず目を通す部分であり、サイト全体の構成や知りたい情報があるかなどを把握できる重要なパーツです。

 

サイト作成ソフトシリウスではこのように当初作成するページを作っていく作業に関わらず、どのような場面でも直感的にホームページ作成を進めていくことができるところが特徴です。

 

また、この重要なサイドバーの部分は、その他の機能として「見出し」を入れたり、「リンクのみ」を作成したりすることも可能になっていて、アイデア次第でデザイン的にかなりカスタマイズすることが可能なので是非ご活用ください。