キーワードをホームページに落としこむ方法

キーワードをホームページに落としこむ方法

ホームページ作成でキーワードをうまく使う方法

それぞれの各ページが1っのサイトと捉え作成する

トップページだけが評価されているのではない!

1ページで勝負する

グーグルのホームページの価値を評価するアルゴリズムはトップページだけを考慮して、優劣を判断している訳ではありません。各ページのリンクを辿って、その総合評価としてトップページであるindex.htmlのオーソリティを決め、検索結果として表示させています。なので各ページがページ単位で評価されています。

 

ホームページの作り方の全体的なコツ

ホームページの基本構成としてトップページから各下層ページにリンクしています。考え方として、その下層ページのひとつひとつを「1個の単独のホームページ」として捉えます。

 

トップページを作成する際は、そのホームページの「タイトル、H1、サイト説明文」の記述が必要になり、ホームページの顔になる訳ですから、ここは誰でも気合を入れて丁寧に作業されると思います。

 

しかし下層ページ作成でもトップページを作成する作業と同じ位の手間と気合が必要なのです。

 

下層ページでも当然「ページタイトル、ページ説明文、H1」を記述するようになっています。つまりトップページと同じメタデータの記述が必要で単独のホームページとして成立している訳です。

 

これらの下層ページのH1を含めたメタデータを適切なキーワードを使って記述する事が、上位表示の条件です。この作業がホームページ全体の価値に大きく係ります。

 

メタデータ

 

ホームページのそれぞれのページのヘッダー部分の記述(タイトル、説明文、メタキーワード)

 

グーグルがホームページの価値を判断する場合、ホームページの中の各ページごとに評価した累積点数が、総合評価として認識され、検索順位に反映されるとまず認識して下さい。

 

「お店、企業用ホームページの作り方」で詳しく解説していますが、トップページは一番最後に作成します。ある程度下層ページを作成して、ホームページとして成立するボリュームがあると判断した時点で、トップページを作成します。

トップページ作成について
関連ページ

 

シリウス2にも該当しますが、このサイトでご紹介している作成ソフトによっては、トップページのメタデータを決めてしまわないとソフトが起動せず、サイト作成画面でコンテンツが作成できないソフトもあります。なので、この場合はある程度適当に決めてしまって、後で修正するのがベストな作成方法です。

 

これは「下層ページの方向性でトップページが決まる」と言う事からです。

 

新たにホームページを作成する場合は「下層ページ」「ホームページの構成」を決める事から始まるのですが、ここで活躍するのが前章で拾い出したキーワードになります。今あなたは相当数のキーワードを抱えているわけです。

 

ここまで実践してくれた方は、私が何を言いたいのかを、おおよそ理解して頂いていると思います。初心者さんであってもこの時点で相当な確率で完成後の検索で有利な立場になっています。手戻り無くホームページを作成していきましょう。

 

キーワードをホームページに落としこむ

キーワードの拾い出し

とにかく書き出しまくる!

解りやすく例をあげてご説明するためには、この当サイトを作成するにあたり、市場調査で拾い出したキーワードがどのように使われているのかをお伝えした方が理解しやすいと思います。

 

今ご覧頂いているこの当サイトは当初10ページでアップロードしてスタートさせました。その時の作成手順を公開します。これはどのような内容のホームページでもやる事は同じです。

 

前章でお伝えした悩み系サイトで拾い出したキーワードの一部

 

無料レンタルサーバー、アップロード、ドリームウィーバー、ホームページビルダー、ドメイン取得
HTML、CSS、ホームページV3、CMS、ワードプレス、独自ドメイン、サブドメイン、制作担当
サブディレクトリ、初心者、グーグルアナリティクス、無料ホームページ作成、動画サイト
メールアドレス作成、ホームページビルダー挫折、企業ホームページ、ウェブマスターツール
検索順位、外部SEO、シリウス、内部SEO、ペナルティー、ホームページが表示されない
格安ソフト、メモ帳から作成、アクセス解析、ホームページビルダー17、ブログ、サイトが公開できない
カスタマイズ、スマホサイト作成、テーブルタグ、テーブル、特定の場所への内部リンク

 

※ 単語を羅列していますが、文節を含め400個のキーワード拾い出しました。

 

キーワードを拾い出している作業で感じた印象は、ホームページ作成の技術の中でアップロードで困っている人の相対数が圧倒的に多い事でした。作成作業そのものより、ドメイン、サーバーの扱いや、その紐づけなどの設定方法が難しいと感じていらっしゃる方や、作成以前に「ホームページの公開方法」で挫折している方も多いという感じです。

 

このように市場調査を進めていくと、自分では思いつかなかったユーザーの悩みが見えてくるようになります。全部をお伝え出来ないので、この当サイトの「ホームページの公開方法」のコンテンツが、どのようなキーワードによって構成されているという点に絞って見ていきます。

 

キーワードの分類

キーワードの整理

同じ意味の言葉が被っていないかも考慮する

 

「ホームページの公開方法」に係るキーワードを先ほどの市場調査の結果から抜き出して整理します。この作業では少しでも関係性があると感じたら遠慮なく書き出します。

アップロードに関係するキーワードの書き出し

 

無料レンタルサーバー、アップロード、ドメイン取得、独自ドメイン、サブドメイン、メールアドレス作成、サブディレクトリ、初心者、難しい、ホームページが表示されない、サイトが公開できない

 

キーワードを分類しカテゴライズする
  • 1ページで完結できるコンテンツなのか?
  • 新たにフォルダを作成して数ページでの構成が必要なのか?

上記をユーザーの使い勝手とコンテンツ量によってサイト構成を考慮します。

 

今回アップロードについてのコンテンツではキーワードの種類に幅があるので、カテゴリーページを作成して、その下の階層にページのコンテンツを入れる方がまとめやすいと判断しました。

 

カテゴリーページのデータ
  • カテゴリー名
    サイト公開マニュアル・簡単アップロードの方法
  • H1テキスト
    初心者さんでも解りやすい!ホームページ公開マニュアル
  • カテゴリー説明文
    ホームページ作成初心者さん必見!サーバーレンタルからドメイン取得、FTPソフト設定まで。ホームページのアップロードに必要な知識を動画で徹底解説します。

 

カテゴリー内ページ

下記のコンテンツを1ページで表示させると縦に長くなり過ぎるので、キーワードを7っに分け、7ページのコンテンツとして1っのカテゴリー内で記事を構成する事にしたという事です。

カテゴリー内ページの振り分け

  • FTPソフトとサイト公開
  • 有料サーバーと独自ドメイン
  • レンタルサーバー基礎知識
  • レンタルサーバー比較
  • 無料レンタルサーバー
  • ドメイン取得会社比較
  • メールの概要

 

このコンテンツはホームページ作成するのに避けて通れない分野であるという事と、市場調査でのキーワードの発現率を考慮すると、重要なコンテンツであるため、グローバルメニューに入れる必要があります。

 

※ 下記画像はリニューアル前の当サイトのグローバルメニューです。

サイト構成カテゴリー

 

下層ページもそれぞれのページごとに、メタデータであるページタイトル、H1、ページ説明文をそのぺージにふさわしいキーワードを使って記述する必要があります。そしてそれぞれのページに使われているキーワードが「お客さんの悩みの声」を反映している事から、これらのページがグーグルで検索されやすいという事がお解り頂けると思います。

 

サイト構成を決める

ホームページの骨組み
キーワード群ごとに重要性を判断する

キーワードや文節を多く拾い出せば、その数に応じた多くのコンテンツを作成する事ができます。そうなった場合に上記でお伝えしましたような関連するキーワード群に分類する作業が必要になります。

 

分類が終わりましたら、ホームページで重要になる順番にランキング付けし、上位から4っ程を選んで、グローバルメニューに表示させるようにします。ホームページ作成ではグローバルメニューのリンクは多くて7っくらいです。

 

一般的なホームページでは「トップページ」「お問い合わせ」「会社・店舗概要」などは必須になりますので、残り4コンテンツをグローバルメニューに配置するという事です。この残りの4っのコンテンツは、価格やサービス、よくある質問などが割り振られる事が多いです。さらに残りのコンテンツは重要度が高い順番サイドバーにまとめます。

 

フッター近くに配置した方が良いコンテンツもありますので、臨機応変に作成します。この時重要なのは、そのホームページが初めて検索でクリックされて、初見のユーザーが見やすく、使いやすいというユーザビリティを最優先する事です。

 

グーグルが価値を認めるホームページ

専門性がある事

ある分野に特化させ、その方向のユーザーの悩みなら何でも解決できれば、グーグルはそのホームページに価値があると判断します。当初ホームページ全体での専門性を高めるという事は難しいと思います。しかしこの専門性に対する評価は、ページ単位、カテゴリー単位でも判断されているはずなので、初心者さんにも対抗策があります。

 

私がアクセス解析上でホームページの専門性について感じた事ですが、ホームページそのもの全てに専門性がなくても、最低限あるページ、あるカテゴリーについては他のホームページに負けない!という自負と実績があれば良いという事です。

 

ホームページ作成の初期では全てのページの文章量を多くし、内容を充実させるという事は難しいと思います。ただその中で、自分の得意分野の1ページで良いので、深く掘り下げたコンテンツを作成しておく事が、グーグルに対して専門性をアピールするのに有効であると言う事です。この作業は今後のホームページ全体の検索順位に影響すると考えています。

 

信頼性がある事

公開しているコンテンツの内容を、データや統計などに基づいて裏付けることは、グーグルのアルゴリズムが信用できる記事であると判断するのに優位に働きます。ファクトの証明で、誰が記事を書いているかと言う事も判断されます。

 

要するに闘病記などを除いて、病気に関するコンテンツは医者が記事を書いているかという事です。

 

また自身と企業、店舗に携わる人の個人情報をどれだけ晒しているかと言う事もグーグルの信頼を得るために重要です。

 

これは堂々とビジネスを営んでいるかと言う情報です。自分の本名はもちろん、学歴、職歴、おいたち、などのプロフィールによるものも含まれるので、会社、店舗概要のページがどこまで書けるかという事も影響します。

 

反対に、ホームページで「嘘」がある事が、グーグル自体の信頼性を下げる事になります。ちなみに嘘はばれます。

 

この他、グーグルは社会に与える影響が強い、「お金や健康」に係わるホームページでは特に信頼性の判断基準を強化し、検索順位に影響させるようになりました。株式、FX、クレジットカードなどの金融関係、またアフィリエイトサイト、ダイエットから歯磨き粉に至るまで、商品、サービスの性質によって検索順位が、かなり乱高下した時期があります。

 

信頼性はユーザーとグーグル両者にとって、メリットの根源みたいなものです。ネットビジネスも含めたホームページ作成では、すべての人に「信頼される記事」である事が検索結果上位表示の最低条件です。

 

独自性がある事

独自性とはオリジナリティの事で、他のホームページから抜きとったような、どこにでもある記事では独自性があると評価されません。反対にご自身の独自の経験や感想、研究などに基づいて発信されるような記事に対して、グーグルはページに価値があると判断します。なので、自分の言葉でコンテンツを作成する事がSEO対策になります。

 

これまで、このコンテンツでお伝えしたように市場調査でユーザーの悩みをまとめ、キーワードとして拾い出し、サイト構成を決めたり、メタデータに記述するという事は、それだけでも検索される可能性が高くなると感じませんか?

 

あとはメタデータに記述したキーワードを反映した記事を書く事です。市場調査で時間を費やし、ユーザーの気持ちを深堀し、キーワードとして抜き出す事が検索されるための基本なのです。

 

ここまでこのコンテンツを読んでくださった方は、行き当たりばったりでホームページを作成した人に比べて、検索結果で負けるはずがありません。あなたがホームページで集客できるよう願います。